DEPARTMENT OF PHYSICAL THERAPY 総合リハビリテーション学部

言語聴覚学科 PREPARING FOR NATIONAL EXAM AND EMPLOYMENT RECORD

国家試験対策

言語聴覚士国家試験合格率(全国平均)

(出典:厚生労働省)

ここ数年、言語聴覚士の国家試験受験者数は2,500名前後で推移しています。合格率は多少のばらつきはありますが、おおよそ70%前後となっています。

POINT1早期から基礎科目の対策をスタート

1年次から国家試験の基礎科目に取り組み、早い段階で基礎を固めます。また定期的な試験で一人ひとりの学力を把握し、弱点克服をサポート。4年次には月に1回ほどの頻度で「オリジナル模試」を実施して習熟度を確認し、個別にフォローする体制を整えます。

卒業後の進路

病院やクリニックなどの医療機関を中心に、保健施設、福祉施設、教育機関など幅広く活躍

  • 医療機関(大学病院・総合病院・診療所など)
  • 保健施設(介護老人保健施設・デイケアセンター・小児デイケアセンターなど)
  • 福祉施設(特別養護老人ホーム・デイサービスセンター・重度心身障害児施設など)
  • 教育機関(小中学校・特別支援学校・研究施設・言語聴覚士養成施設など)

なぜ今、言語聴覚士が求められているのか?

医療の進歩に伴い、リハビリテーション職のニーズが拡大

医療技術の進歩に伴い、これまでは助からなかった命が救われる一方、障がいとともに生きる人が増える現代社会において、今後ますます言語聴覚士をはじめとするリハビリテーション職のニーズは高まると予想されます。また高齢者の暮らしを地域全体で支え合う「地域包括ケア」体制において言語聴覚士はその一端を担っており、さまざまな場での活躍が期待されています。

人工知能(AI)にはできない「人のつながり」

リハビリテーションの仕事は、単に症状に対する改善策を提供するだけでは成り立たず、豊かな人間性とコミュニケーション力を発揮して患者さんの気持ちに寄り添った対応が求められます。コミュニケーションには、言葉だけではなく、思考、聴こえ、声の調子、表情、身振りなどさまざまな要素が含まれます。複雑な障がい像を理解し、観察力や洞察力もフル活用しながら臨機応変に対応する言語聴覚士の業務は、AIには代替できない仕事だと考えられています。

女性も活躍しやすいフィールド

言語聴覚士は、男女ともに活躍できる仕事です。実際に女性の比率が高い職種で、力仕事が少ないことが要因の一つと考えられます。また産休や育休に理解がある職場が多く、就業時間が規則的で基本的に夜勤がないため、働きやすい環境が整っています。

卒業生像

ディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)

言語聴覚学科に4年以上在籍し、卒業要件単位数を取得したものに卒業が認定され、学士(言語聴覚学)の学位が与えられる。これは言語聴覚士国家試験受験資格となる。チーム医療に貢献できる貢献性と科学性を持ちつつ、人に優しい言語聴覚療法を創造的に実践できるように下記の能力を身につけた人材に学位を授与する。

[1]精度の高い専門的知識と専門技術

地域社会や医療現場等でのチームにおける言語聴覚療法の役割を理解し、それぞれの専門領域において、実践に即した精度の高い知識と専門技術を発揮することができる。

[2]チーム医療で活躍するための幅広い知識と協調性・コミュニケーション能力

チーム医療を実践するために他職種に関する幅広い知識と患者・家族の想いを理解し、チーム医療の実践に欠かせない協調性・コミュニケーション能力を駆使して、根拠や倫理観に基づいた言語聴覚療法を提供することができる。

[3]豊かな人間力

他者への思いやりの心を持ち、人によりそう豊かな感性、その想いを医療の力にかえることのできる人間力、さらには生命と真摯に向き合う高い倫理観を育むことができる。

[4]主体的問題解決能力

言語聴覚療法が実践される現場に適応し、患者や家族あるいは地域住民のニーズを見極め、個別のニーズに応えられるよう主体的に問題を解決することができる。

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