DEPARTMENT OF PHYSICAL THERAPY 総合リハビリテーション学部

言語聴覚学科 CURRICULUM AND FACILITIES

カリキュラム紹介

基礎から専門領域まで、言語聴覚療法を幅広く学修する

人体の構造や機能を学び、4年間の基礎を固める

人間や社会を深く理解する科目(教養科目) 基礎ゼミナール/物理学/生物学/化学/情報処理心理学生命倫理学/哲学/社会福祉学/日本国憲法/英語Ⅰ(初級)英語Ⅱ(中級)
全学科の学生が共通して学ぶ科目(学部共通科目) MBS〈Morinomiya Basic Seminar〉チーム医療見学実習基礎体育/健康科学(スポーツ社会学を含む)
人体構造や病気の成り立ちを学ぶ科目(専門基礎科目) 言語学音声学音響学(聴覚心理学を含む)医学総論人体の構造Ⅰ人体の構造Ⅱ人体の機能Ⅰ人体の機能Ⅱ音声・言語・聴覚医学言語発達学発達心理学リハビリテーション概論
言語聴覚療法を専門的に学ぶ科目(専門科目) 言語聴覚障害学概論Ⅰ言語聴覚障害学概論Ⅱ発声発語・嚥下障害学Ⅰ聴覚障害学Ⅰ聴覚障害学演習Ⅰ
実際の現場で実習を行う科目(臨床実習)

青文字 必修科目
(上記は2024年度入学生のカリキュラムです(予定)。科目名等は変更になる場合があります)

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言語聴覚学科のカリキュラムポイント

  • チーム医療に貢献できる協調性とコミュニケーション力を有し、専門的な知識と技能および幅広い教養と豊かな感性を備え、科学的根拠に基づいて対象児・者が抱える問題の解決や支援のための言語聴覚療法を実践できる言語聴覚士の養成をめざします。
  • 必要な専門知識と技能の修得はさることながら、それらを効果的かつ実践的に活用し、多職種連携の理解を深めたチーム医療に貢献できる人材を育成します。
  • 主体的な学びや探求心・向上心により自己研鑽し、地域社会の人々の健康増進のために貢献できる言語聴覚士を育成します。

PICK UP!

授業ピックアップ

言語聴覚障害学概論Ⅱ

言語聴覚療法各領域の概要、対象とする症状とその障害像、評価と診断、訓練や介入事例、対象者・児およびその家族との関わり方について学びます。

失語・高次脳機能障害学概論

失語症と高次脳機能障害について学ぶ科目。脳の構造と機能の基礎的知識、主な症状、タイプ分類と特徴、言語聴覚士が実施する言語訓練や介入事例を学修します。

STUDENT'S VOICE [在学生ピックアップ]

個性を引き出して、生活を
良い方向へ導いていく。
言語聴覚士の可能性に、
魅力を感じています。

車谷 美翔 さん
言語聴覚学科1年 [大阪府・登美丘高等学校出身]

「食」への興味が、言語聴覚士をめざすきっかけに。

一番身近で見ていた両親のように、将来は私も社会の役に立つ仕事に就きたいと考えていました。言語聴覚士という職業を知ったのは高校1年生のとき。オープンキャンパスがきっかけです。高校3年間ずっとクッキング部に所属していたこともあり、「食べること」を通して健康を取り戻し、生活を良い方向へ導いていくケアができるこの職業に興味を持ちました。また、その人の個性を引き出しながらケアをするという「人にしかできない」領域が多く、技術革新が進んでもAIに代替されにくい仕事であることも、この道を志した理由のひとつです。小児領域にも興味を持っているので、授業で学びを深めていきたいと思っています。

「チーム医療」を学びたいと思い、森ノ宮へ。

森ノ宮医療大学を選んだのは「チーム医療」教育に力を入れていたからでした。高校の先生からのアドバイスで、現代の医療現場では、さまざまな医療職者が協力するチーム医療が主流であると知り、それなら大学生のうちにしっかり学んでおこうと思ったことが一番の理由です。また、コミュニケーション力の重要性を意識し始めたのもそのころ。周りの人たちの話を聞くこと、自分の意志を伝えることを積極的に行いました。森ノ宮でもさまざまな学科の学生と交流できる機会があるので、積極的に取り組みたいです。

時間割モデル例

1 リハビリテーション概論   英語Ⅰ 生物学 人体の機能Ⅰ
2 人体の構造Ⅰ   音声・言語・聴覚医学 言語聴覚商学概論Ⅰ 化学
3 基礎ゼミナール 心理学 情報処理  
4 医学総論 MBS/チーム医療見学実習      
5   MBS      

2024年度前期時間割(4月~8月)(1年生)

カリキュラムポリシー :[ 教育内容 ]教育課程編成・実施の方針

言語聴覚学科では、ディプロマ・ポリシーに掲げるチーム医療に貢献できる協調性と科学性を持ちつつ、人に優しい言語聴覚療法を創造的に実践できる人材に成長できるよう知識や技術等の修得をめざし、教育課程を「教養科目群」、「共通科目群」、「学科専門科目群(専門基礎科目、専門科目)」と順次体系的に構成している。この構成は医療に携わる専門職の養成に有効なプログラムを提供するのみならず、中央教育審議会の答申を踏まえ、学士力(知識・理解、汎用的技能、態度・志向性、統合的な学習経験と創造的思考力)を育むように編成している。言語聴覚学科もこれに従って科目編成を行い、人間性・科学性、国際性、倫理観に関する総合力ならびに社会人として広汎な知識を有し国際的かつ社会的素養を有した人材育成を目指す。学位取得に向けた言語聴覚学科の教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)を以下に記す。

教育内容

  • ①1、2年次には教養科目、共通科目ならびに各領域の専門知識の基礎を修得し、言語聴覚士の礎となる知識、技術、人間力の習得を目指す。
  • ②3、4年次には専門的に深化した知識を基に多様な領域で活用できる知識、技術、さらにはチーム医療における自らの役割について学修し、実践を通して確固たる知識・技術を身に付ける。また、授業の集大成として卒業論文に取り組む。

教育方法

  • ①医療知識、教養知識を修得するための講義科目を配置する。
  • ②言語聴覚療法実践の基盤となる各領域の言語聴覚療法学に対応した実習科目を配置し、最終学年ではそれらを統合した実習科目を配置する。
  • ③他職種連携教育(IPE)を積極的に導入し、チームで模索・討議し、協調性をもって解決策を検討するチーム医療実践のための演習科目を配置する。また、各領域の言語聴覚療法学では技術演習、ケーススタディ、グループワーク等の多様な学修方法を取り入れる。
  • ④予習、復習などをシラバスに記載し、学修すべきポイントを明確にすることで、積極的に課題を見出し、自ら問題解決に取り組む主体的な学修を促す手法で教育を行う。

学修成果の評価方法

  • ①科目ごとに学修到達目標を明確にし、目標到達度に応じて学修成果の評価を行う。
  • ②ルーブリック等を積極的に活用し、評価基準を教員・学生ともに共有し、評価の透明性・公平性が確保された手法で学修成果の評価を行う。
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