言語聴覚学科 カリキュラム/学生の声 CURRICULUM AND FACILITIES
カリキュラム紹介
基礎から専門領域まで、言語聴覚療法を幅広く学修する
人体の構造や機能を学び、4年間の基礎を固める
人間や社会を深く理解する科目(教養科目) | 基礎ゼミナール(言語聴覚療法の基盤含む)/物理学/生物学/化学/情報処理/心理学/生命倫理学/哲学/社会福祉学/日本国憲法/英語Ⅰ(初級)/英語Ⅱ(中級) |
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全学科の学生が共通して学ぶ科目(学部共通科目) | MBS〈Morinomiya Basic Seminar〉/チーム医療見学実習/基礎体育/健康科学(スポーツ社会学を含む) |
人体構造や病気の成り立ちを学ぶ科目(専門基礎科目) | 言語学/音声学/音響学(聴覚心理学を含む)/医学総論/人体の構造Ⅰ/人体の構造Ⅱ/人体の機能Ⅰ/人体の機能Ⅱ/音声・言語・聴覚医学/言語発達学/発達心理学/社会保障・教育とリハビリテーション |
言語聴覚療法を専門的に学ぶ科目(専門科目) | 言語聴覚障害学概論Ⅰ/言語聴覚障害学概論Ⅱ/発声発語・嚥下障害学Ⅰ/聴覚障害学Ⅰ/聴覚障害学演習Ⅰ |
実際の現場で実習を行う科目(臨床実習) |
青文字 必修科目
(上記は2025年度入学生のカリキュラムであるため、科目名等は変更になる場合があります)
言語聴覚学科専任教員による授業
88.2%
※専門教育(必修科目)における割合(2024年度)
PICK UP!
授業ピックアップ
言語聴覚障害学概論Ⅱ(1年次)
言語聴覚療法各領域の概要、対象とする症状とその障害像、評価と診断、訓練や介入事例、対象者・児およびその家族との関わり方について学びます。

失語・高次脳機能障害学概論(2年次)
失語症と高次脳機能障害について学ぶ科目。脳の構造と機能の基礎的知識、主な症状、タイプ分類と特徴、言語聴覚士が実施する言語訓練や介入事例を学修します。

STUDENT'S VOICE [在学生ピックアップ]

個性を引き出して、生活を
良い方向へ導いていく。
言語聴覚士の可能性に、
魅力を感じています。
車谷 美翔 さん
言語聴覚学科2年 [大阪府・登美丘高等学校出身]
「食」への興味が、言語聴覚士をめざすきっかけに。
尊敬している両親のように、将来は私も社会の役に立つ仕事に就きたいと考えていました。言語聴覚士という職業を知ったのは高校1年生のとき。オープンキャンパスがきっかけです。高校3年間ずっとクッキング部に所属していたこともあり、「食べること」を通して健康を取り戻し、生活を良い方向へ導いていくケアができるこの職業に興味を持ちました。また、その人の個性を引き出しながらケアをするという「人にしかできない」領域が多く、技術革新が進んでもAIに代替されにくい仕事であることも、この道を志した理由のひとつです。小児領域にも興味を持っているので、授業で学びを深めていきたいと思っています。
「チーム医療」を学びたいと思い、森ノ宮医療大学へ。
森ノ宮医療大学を選んだ一番の理由は「チーム医療」教育に力を入れていたから。高校の先生からのアドバイスで、医療現場では、さまざまな専門職が連携するチーム医療が主流であると知り、それなら大学生のうちにしっかり学んでおこうと思ったことがきっかけでした。実際に入学して、先生方が接しやすい方ばかりなのも魅力の一つと感じています。授業でわからなかったところは、放課後でも優しく教えてくれます。さらに、言語聴覚士は「ことば」のリハビリを行うので、臨床でも活躍している先生方は言葉遣いがとても丁寧で尊敬しています。授業は、座学ばかりでなく、友達とたくさんコミュニケーションをとりながら実践的に学ぶ科目もあり、楽しく取り組めています。
時間割モデル例
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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1 | リハビリテーション概論 | 英語Ⅰ | 生物学 | 人体の機能Ⅰ | |
2 | 人体の構造Ⅰ | 音声・言語・聴覚医学 | 言語聴覚障害学概論Ⅰ | 化学 | |
3 | 基礎ゼミナール | 心理学 | 情報処理 | ||
4 | 医学総論 | MBS/チーム医療見学実習 | |||
5 | MBS |
2024年度前期時間割(4月~8月)(1年生)
カリキュラム・ポリシー :[ 教育内容 ]教育課程編成・実施の方針
言語聴覚学科では、ディプロマ・ポリシーに掲げるチーム医療に貢献できる協調性と科学性を持ちつつ、人に優しい言語聴覚療法を創造的に実践できる人材に成長できるよう知識や技術等の修得をめざして教育課程を編成しています。学位取得に向けた教育内容、教育方法、学修成果の評価方法を以下のように定めます。
教育内容
- ①1、2年次には教養科目、共通科目ならびに各領域の専門知識の基礎を修得し、言語聴覚士の礎となる知識、技術、人間力の習得を目指します。
- ②3、4年次には専門的に深化した知識を基に多様な領域で活用できる知識、技術、さらにはチーム医療における自らの役割について学修し、実践を通して確固たる知識・技術を身に付けます。また、授業の集大成として卒業論文に取り組みます。
教育方法
- ①医療知識、教養知識を修得するための講義科目を配置します。
- ②言語聴覚療法実践の基盤となる各領域の言語聴覚療法学に対応した実習科目を配置し、最終学年ではそれらを統合した実習科目を配置します。
- ③他職種連携教育(IPE)を積極的に導入し、チームで模索・討議し、協調性をもって解決策を検討するチーム医療実践のための演習科目を配置します。また、各領域の言語聴覚療法学では技術演習、ケーススタディ、グループワーク等の多様な学修方法を取り入れます。
- ④予習、復習などをシラバスに記載し、学修すべきポイントを明確にすることで、積極的に課題を見出し、自ら問題解決に取り組む主体的な学修を促す手法で教育を行います。
学修成果の評価方法
- ①科目ごとに学修到達目標を明確にし、目標到達度に応じて学修成果の評価を行います。
- ②ルーブリック等を積極的に活用し、評価基準を教員・学生ともに共有し、評価の透明性・公平性が確保された手法で学修成果の評価を行います。