DEPARTMENT OF NURSING 看護学部

看護学科 CLINICAL TRAINING

実習先

大阪を中心に関西圏で豊富な実習先を確保
地域の基幹病院でレベルの高い実習を実現

大阪急性期・総合医療センターや日本生命病院など、関西の基幹病院を実習先として確保。病床数が400床以上の大病院や手厚い看護が実践できる病院が主な実習先であり、ハイレベルな医療機関での実習を行っています。実習先は就職先としてもつながり、例年、多くの本学科卒業生が実習先の病院に就職しています。

◎病床数とは/病院が有する入院施設のベッド数のこと。一般的に400床以上の病院が大病院とされている。

キャンパスから1時間圏内だからできる充実のサポート

実習先は大学から通える範囲にあるため、実習期間中も大学で予習・復習ができます。さらに帰校日を設けて学生同士で実習の振り返りや報告、次の実習の予習なども可能です。各実習先には教員が1名同行して、きめ細やかな指導を実施。実習先と本学教員との強いつながりがあるため、救命救急センターや夜勤などの高度な実習にも取り組めます。

主な実習病院
国立・公的病院 病床数
大阪市立総合医療センター 1063床
大阪急性期・総合医療センター 865床
大阪国際がんセンター 500床
大阪はびきの医療センター 426床
大手前病院 401床
八尾市立病院 380床
大阪母子医療センター 375床
民間病院 病床数
阪和第二泉北病院 969床
浜寺病院 642床
住友病院 499床
高槻病院 477床
ベルランド総合病院 477床
日本生命病院 350床

※病床数:病院の規模を表す最も一般的な指標。

その他

訪問看護ステーション/保健福祉センター/老人福祉施設/小学校/保育園/保健所  など

大阪急性期・総合医療センター(大阪市住吉区)

大阪急性期・総合医療センター(大阪市住吉区)

大手前病院(大阪市中央区)

大手前病院(大阪市中央区)

大阪国際がんセンター(大阪市中央区)

大阪国際がんセンター
(大阪市中央区)

高槻病院(大阪府高槻市)

高槻病院(大阪府高槻市)

臨地実習スケジュール

1年次

基礎看護学実習I

[前期]1週間

現場で活躍する看護師に付いて仕事内容を間近で見学。現場を見ることで、看護の意味や役割、知識、技術を理解します。また、患者さんと触れる機会もあり、コミュニケーションを通して看護師としての考え方や姿勢を身につけます。

2年次

地域・在宅看護論実習I

[前期]1週間

基礎看護学実習Ⅱ

[後期]2週間

地域・在宅看護論実習Iでは、地域包括支援センターなどで実習を行い、地域で生活する人々を理解し、地域の多様な人々への支援について学びます。また、基礎看護学実習IIでは初めて一人の患者さんを担当し、患者さんから得られた情報を基に看護の計画を立てて、援助を行っていきます。バイタルサインの測定や身体を拭いて清潔を保つ「全身清拭」など、学内で学んだ技術を患者さんの状態に応じて実施します。

※バイタルサイン:体温・血圧・呼吸・脈拍などの生命徴候を表す指標。

3年次

成人看護学実習I(急性)

[後期]3週間

成人看護学実習II(慢性)

[後期]3週間

老年看護学実習

[後期]3週間

母性看護学実習

[後期]2週間

小児看護学実習

[後期]2週間

精神看護学実習

[後期]2週間

病院、老人福祉施設、保育園などで、発達段階・健康障害・健康レベルに分けた看護を学びます。実習までに座学で学んだ知識や技術を活用し、各分野(成人・老年・母性・小児・精神)の患者さんに応じた看護の実践力を養います。

4年次

地域・在宅看護論実習II

[前期]2週間

主題実習I

[前期]2週間

公衆衛生看護学実習※1

[前期]4週間

主題実習II※1

[前期]1週間

養護実習※2

[前期]5週間

地域・在宅看護論実習IIは、在宅や地域で生活している人に必要な看護を行います。主題実習Iは、学生が3年間の経験を基にさらに学びたい領域のテーマを決めて実習を行います。主題実習II、公衆衛生看護学実習は、保健師の資格取得をめざすための実習です。また、養護教諭課程の場合は養護実習(教育実習)があります。

※1保健師課程 ※2教職課程

実習体験記

中山 菜々 さん

2023年3月卒業 
[兵庫県・市立伊丹高校出身]

※取材は在学中(4年次)のものです。

臨床で学ぶことで、看護師の目と心、行動になっていく。

患者さんへの退院指導、バイタルサイン測定、術後観察、自己血糖測定の指導など数多くの援助を経験。臨地実習を通じて最も重要性を感じたのは、看護師の「観察する力」です。体温や血圧など、体調を確認する項目がいくつもある中で、大切なのは「いま必要な情報は何か」、優先順位をつけて動くこと。時間に限りのある臨床の現場では、的確な判断が求められることを学びました。患者さんの状態が刻々と変化し続ける中で、何を、いつ、どの順番で観るか。判断を誤ると、患者さんの負担が増えてしまいます。測定の数値、声や表情、気がつけば、自分から積極的に動いて情報を得て、事前に準備するように姿勢が変わっていきました。患者さんのために、「観察する」ことの重要性を学び、学びを深めると同時に「看護が好きだ」ということを改めて感じることができました。

中山 菜々 さん

2023年3月卒業 
[兵庫県・市立伊丹高校出身]

※取材は在学中(4年次)のものです。

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