DEPARTMENT OF OCCUPATIONAL THERAPY 総合リハビリテーション学部

作業療法学科 PREPARING FOR NATIONAL EXAM AND EMPLOYMENT RECORD

国家試験対策

国家試験合格率

※本学の合格率は、各年度3月卒業生実績

全国の私立大学で唯一、4年連続で「合格率100%」を達成。過去4年間で、計169名受験し、169名全員が合格しています。

POINT1集中講義やグループ学修などさまざまな手法を取り入れて、国家試験で発揮できる力を養成

学年全員で国家試験問題に取り組み、不明な点はその場ですぐに教員に質問できる「集中講義」を4年次に実施します。また、4、5人でグループを組み、過去問をお互いに調べ、解説しあうアクティブラーニングなども取り入れ、着実に実力を養成。教員は学生からの質問に対して丁寧に対応できるよう体制を整え、学生と教員が一丸となって、国家試験に向けて取り組んでいます。

POINT2外部から講師を招き集中的に学ぶ、「国試塾」を開講

4年次に上がる直前に、国家試験の最新情報や対策に特化した指導を行える講師を外部から招き、3日間にわたって集中的に講義を実施します。

卒業後の進路・就職実績

就職率

※就職率は国家試験に合格した就職希望者に対する割合です

第一期生から第四期生まで就職率100%を達成
実習先への就職率も高い

卒業生の多くが、リハビリテーションにおいて地域の中心的役割を果たしている医療機関に就職しています。特に実習先となっている医療機関への就職率は6割を超えており、実習先の質の高さを証明する結果となっています。

過去3年間の主な就職実績 ※( )内は就職人数

  • 辻外科リハビリテーション病院(4)
  • 阪和いずみ病院(4)
  • ハートランドしぎさん(3)
  • 東和病院(3)
  • 宝塚リハビリテーション病院(3)
  • はくほう会セントラル病院(3)
  • 香里ケ丘有恵会病院(3)
  • 和泉市立総合医療センター(2)
  • 株式会社リニエL(2)
  • 高槻病院(2)
  • 富永病院(2)
  • 関西メディカル病院(2)
  • 阪南市民病院(2)
  • 平成記念病院(2)
  • 大阪発達総合療育センター(2)
  • 枚方総合発達医療センター(2)
  • 大阪府済生会富田林病院(2)
  • 株式会社UTケアシステム リハビリ発達支援ルームUTキッズ三田(2)
  • 大阪府済生会中津病院(1)
  • 八尾こころのホスピタル(1)
  • 葛城病院(1)
  • 千里リハビリテーション病院(1)
  • 浜寺病院(1)
  • 大阪医科薬科大学病院(1)
  • 愛仁会リハビリテーション病院(1)
  • ベルランド総合病院(1)
  • 東大阪病院(1)
  • 星ヶ丘医療センター(1)
  • 奈良県総合リハビリテーションセンター(1)
  • 市立奈良病院(1)
  • 堺市立総合医療センター(1)

卒業生インタビュー

患者さんの自立をともに喜び合い、
その方の精神面にも寄り添える理想的な仕事です。

現在私は、急性期~回復期の患者さんの自宅退院に向けたリハビリテーションを担当しています。患者さんは脳血管疾患を中心に整形外科疾患の方などさまざま。特に急性期の患者さんは日々状態が変わっていくため、介入を柔軟に変える必要があり、積極的に介入するべきか、慎重にいくべきかその都度判断していくことが求められます。患者さんにとって一番良い方法を考えた結果、介助を必要とする状態から自立され、「自分でできることが増えて嬉しい!」と笑顔で言っていただけたときには本当に自分のことのように嬉しく、とても達成感を感じます。
ときには、「介入しすぎてしまったかも」「もっと介入しても良かったかな」と後で反省し落ち込むこともあります。そのようなときは、患者さんの主治医や、作業療法士の先輩に積極的にアドバイスを聞きに行くように心がけています。
作業療法士は患者さんの趣味や嗜好などを把握しながら、ある程度長い時間、一人の方と関わることができる仕事。患者さんの精神面にも寄り添えるので、私にぴったりだと感じています。今後は、「大阪府がん診療拠点病院」でもあるこの職場でさらに経験を積み、がんのリハビリテーションについて専門性を突き詰めていきたいと思っています。

※介入:実際に医療行為を行うこと。ここでは作業療法士のリハビリテーションを指す。

佐藤 菜央さん

大阪府済生会 大阪府済生会中津病院/作業療法士
[2020年3月卒業/大分県・宇佐高校出身]

患者さんはもちろん、ご家族にも寄り添ったリハビリテーションを。

作業療法学科の1期生として卒業し、大阪にある阪南市民病院のリハビリテーション病棟に勤務しています。回復期の患者さんを主に担当し、手指のみを動かす軽作業から、入浴や食事などの日常動作まで、機能回復につながるさまざまな治療を行っています。
特に気をつけているのは、リハビリテーションの内容を考える際に患者さんの生活背景を意識すること。積極的に取り組める動作は一人ひとり違います。何気ない会話から好みや趣味を読み取ったり、ご家族から伺った情報を活用したりするなど、個人に寄り添った治療を実践するよう心掛けています。特にやりがいを感じるのは、患者さんにとって困難なリハビリテーションでも、アプローチを工夫することで前向きに取り組んでもらえるようになったとき。また、患者さんの身体の状態や治療内容について、ご家族にお話をすることもあります。現場で経験を重ねる中で、一人ひとりに対して「身体機能を高めるためにどんなケアができるだろうか」と考える習慣がつきました。
将来は、身体に関わる領域をはじめ精神の分野などさまざまな分野に対応できる作業療法士になるのが目標です。これからも、積極的に勉強会に参加したり、在学中からの友人と技術に関する情報交換をするなどして、スキルアップを続けていきます。

上林 享平さん

社会医療法人 生長会 阪南市民病院/作業療法士
[2020年3月卒業/大阪府・日根野高校出身]

「PROFESSIONAL」第一線を走るスペシャリスト/作業療法士 インタビュー動画をチェック!

さまざまな資格取得をサポート

福祉住環境コーディネーター検定

福祉用具や住宅改修の知識を持ち、患者さんが安心して生活できる住宅環境を提案する力を身につけます。在宅支援に強い作業療法士として活躍の場が広がります。

3級:30名合格
(2022年度実績)

メンタルヘルス・マネジメント検定

メンタルヘルス・ケアに関する知識を身につけることで、より患者さんの心のケアができる作業療法士をめざします。

Ⅲ種:40名合格
(2022年度実績)

卒業生像

ディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)

作業療法学科に4年以上在籍し、卒業要件単位数を取得したものに卒業が認定され、学士(作業療法学)の学位が与えられます。これは作業療法士国家試験受験資格となります。チーム医療とクライエント中心の作業療法を創造的に実践できるよう、下記の能力を身につけた人材に学位を授与します。

[1]精度の高い専門的知識と専門技術

保健・医療・福祉の現場でのチームにおける作業療法の役割を理解し、それぞれの専門職の立場を理解した上で、作業療法実践に即した精度の高い知識と専門技術を活用することができます。

[2]チーム医療で活躍するための幅広い知識と協調性・コミュニケーション能力

チーム医療を実践するために他職種に関する幅広い知識と患者・家族の想いを理解し、チーム医療の実践に欠かせない協調性・コミュニケーション能力を駆使して、根拠や倫理観に基づいた作業療法を提供することができます。

[3]豊かな人間力

他者への思いやりの心を持ち、人によりそう豊かな感性、その想いを医療の力にかえることのできる人間力、さらには生命と真摯に向き合う高い倫理観を育むことができます。

[4]主体的問題解決能力

作業療法が実践される現場に適応し、患者や家族あるいは地域住民といった人々の作業ニーズを見極め、個別の作業ニーズに応えられるよう主体的に創造的に問題を解決することができます。

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