大学院 保健医療学研究科 保健医療学専攻(修士課程) 指導教員 PROFESSORS
指導教員
五十嵐 淳介 教授
保健医療学研究科 研究科長
- 研究分野
- 循環生理学、細胞生理学、分子薬理学、内科学
- 研究指導内容
- 血管新生の調節を介した循環器疾患新規治療法の開発。具体的には①受容体情報伝達機構の解析②新規化合物の作出と作用の解析③病態モデルにおける検討。
山下 仁 教授
保健医療学専攻長 医療科学専攻長
- 研究分野
- 臨床鍼灸学、鍼灸安全学
- 研究指導内容
- ①鍼灸の臨床研究の質の評価、②鍼灸の安全性に関する情報分析、③鍼灸や統合医療に関する意識調査、④システマティック・レビューによる鍼灸の有効性・安全性のエビデンスの検討。
井手口 範男 教授
- 研究分野
- 知覚心理学、実験心理学
- 研究指導内容
- 感覚・知覚・認知に関するヒトの反応特性について扱う。主に視覚系(特に運動視)の問題を、精神物理(心理物理)学的測定法を用いた実験心理学的手法によって検討を行う。
稲田 慎 教授
- 研究分野
- 生体医工学、計算科学、電気生理学
- 研究指導内容
- 心筋の細胞または組織レベルにおける活動電位を再現するコンピュータシミュレーションを実行し、電気生理学現象の機序を解明する。
今井 信也 教授
- 研究分野
- 放射線計測学、放射線技術学
- 研究指導内容
- 放射線被ばくの低減方法やそれらに関連した医療機器の開発を行っている。特に水晶体への被ばくについてさまざまな機器で測定を行い、次世代型放射線防護メガネの開発に着手している。
小縣 裕二 教授
- 研究分野
- 画像情報解析学
- 研究指導内容
- より短時間で、より安全で、より優しい放射線画像検査を実践するために、モダリティーごとに撮影から画質評価および画像情報の定量化について学ぶ。
奥村 雅彦 教授
- 研究分野
- 放射線治療技術学
- 研究指導内容
- 強度変調放射線治療など高精度放射線治療に必要な放射線物理学、放射線計測学に関する知識を学び、理解を深めるとともに、放射線治療専門技師に求められる放射線技術を修得する。
垣本 晃宏 准教授
- 研究分野
- 核医学、画像解析
- 研究指導内容
- タスクシフトに伴う放射性医薬品投与接遇におけるVRトレーニング教材の開発、および操作時の緊張感と学習効果の関連性を調査している。
加納 寛也 教授
- 研究分野
- 心臓血管外科手術、人工心肺、補助循環、周術期管理
- 研究指導内容
- ①心臓血管外科手術に関わる人工心肺に対する研究②大動脈手術と血液凝固線溶系についての研究③周術期管理における臨床工学技士の役割•機器管理について学ぶ。
川畑 浩久 教授
- 研究分野
- 実験病理学、分子生物学
- 研究指導内容
- 骨・関節組織の修復過程や関節疾患の病態解析、物理療法や運動療法などの有効性について組織学的・分子生物学的手法をもちいて検証する。
工藤 慎太郎 教授
- 研究分野
- 基礎理学療法、運動器理学療法、スポーツ理学療法
- 研究指導内容
- 運動器系理学療法における評価方法や理学療法の効果を解剖学的および生体力学的手法を用いて解析し、新たな理学療法を考案する。
小宮山 恭弘 教授
- 研究分野
- 臨床生理機能検査学、画像診断学、医療情報学、チーム医療
- 研究指導内容
- 臨床検査で取り扱うMRIの原理や撮影方法と超音波検査の測定原理、CTやMRIなどの画像診断との違いについて学ぶ。また循環器領域や腹部消化管領域、乳腺や甲状腺などの体表領域について疾患毎の画像的特徴を学ぶ。
澤田 優子 教授
- 研究分野
- リハビリテーション科学
- 研究指導内容
- 対象特性に合わせた評価、介入方法、および効果判定について、文献研究、調査研究、実験研究など研究手法を組み合わせて実施する方法を学ぶ。
辻 義弘 教授
- 研究分野
- 血液浄化療法学、生体信号計測解析学、生理心理学
- 研究指導内容
- 血液浄化と生体信号計測解析の両方の分野にまたがる学際的なテーマに取り組んでいる。人間の行動の心理的機能と生理的機能の対応関係を調べ、人間の感性という主観的で論理的に説明しにくい反応を科学的手法によって説明する。
中沢 一雄 教授
- 研究分野
- ヒューマンインターフェース・インタラクション、生体医工学・生体材料学、生命・健康・医療情報学
- 研究指導内容
- 不整脈の理解・解明および治療を目的として、特に心臓モデルを用いたコンピュータシミュレーションおよび可視化などの工学的研究を進める。
中原 英博 教授
- 研究分野
- 適応生理学、心理生理学
- 研究指導内容
- ①呼吸循環代謝システムの長期トレーニング適応における順序発現機構の解明、②鍼通電刺激を用いた、心臓血管疾患リスク軽減のための外部制御システムの探索。
鍋田 智之 教授
- 研究分野
- 臨床鍼灸学
- 研究指導内容
- ①ランダム化比較試験などを用いた鍼灸治療効果に関する研究を行う。近年は不眠症などの睡眠障害を対象としている。②はり師・きゅう師の養成における客観的臨床能力試験の導入と問題点について検証する。
西浦 素子 教授
- 研究分野
- 放射線技術学、放射線科学
- 研究指導内容
- マンモグラフィをはじめとする乳腺の医用画像解析および被ばく線量低減の検討、乳がん啓発、ブレスト・アウェアネスに関する研究を主に進めている。
原 良昭 教授
- 研究分野
- 生体計測工学、福祉工学、リハビリテーション工学、教育工学(キーワード:生体計測工学、福祉工学、リハビリテーション工学、教育工学)
- 研究指導内容
- 臨床における有用なエビデンス構築のためにデータ処理・統計処理の手法全般について学ぶ。また、安全な医療のために医療機器における情報セキュリティ対策についても学ぶ。
堀 竜次 教授
- 研究分野
- リハビリテーション科学(内部障害)、生理学(呼吸・循環)
- 研究指導内容
- 呼吸・循環・嚥下機能について種々の生体信号から解析し、新たな内部障害理学療法技術の開拓を目的とする。①誤嚥性肺炎発生リスクについて、呼吸と嚥下の協調性からの解明②呼吸コンディショニング効果の解明③心不全および脳卒中の離床リスクの解明のいずれかの研究を行う。
橋本 弘子 教授
- 研究分野
- 精神科作業療法
- 研究指導内容
- さまざまな疾患に対し、リハビリテーションとして実施するダンスがどのような効果をもたらすのかを研究(ニューロダンス)。また、脳機能と心・行動特性・身体機能との関係性、そこから起こる問題が生活におよぼす影響、自分らしく生きるために必要な作業療法の支援について介入研究や質的研究で検証する。
東 泰弘 准教授
- 研究分野
- 作業療法(身体障害領域)、高次脳機能障害、日常生活活動
- 研究指導内容
- 日常生活活動に関連する尺度開発や支援方法の研究をしている。現在は、特にトイレ動作に関連する尺度開発や原因別支援方法の検討をしている。
布江田 友理 教授
- 研究分野
- 生体医工学、臨床工学
- 研究指導内容
- 学生教育に焦点をあて、シミュレーション教育やICT教育の教材作成を考えている。現在は、拡張現実を用いた医療機器保守点検技術支援プログラムの構築を行っている。
藤江 建朗 教授
- 研究分野
- 人工呼吸療法学、生体機能計測学、睡眠科学
- 研究指導内容
- ①心臓自律神経系活動を使用したヒトの生理機能状態の評価に関する研究、②人工呼吸器の安全管理、③機種の性能評価や教育法に関する研究。
星野 貴志 准教授
- 研究分野
- 放射線技術学
- 研究指導内容
- X線CTにおいて診断のために必要な画質を保ちつつ被ばく線量を最小限にできる画像解析・処理方法を考案する。また新たな造影テクニックを考案することで最適化された検査技術の構築をめざす。
前田 薫 准教授
- 研究分野
- リハビリテーション科学・福祉工学(キーワード:姿勢制御)
- 研究指導内容
- ヒトの立位姿勢制御において、種々の要因が脳活動、筋活動および関節運動にどのような影響をおよぼすのかを神経生理学的手法と生体力学的手法を用いて検討する。その成果をもとに、立位姿勢制御に障害を有する患者の評価および障害の軽減のための手法開発を試みる。
松熊 秀明 教授
- 研究分野
- 鍼灸学
- 研究指導内容
- ①ランダム化比較試験を用いた睡眠障害に対する鍼灸治療効果に関する基礎的研究、②eスポーツ選手に対する鍼灸治療の効果に関する基礎的研究を進めている。
松﨑 伸介 教授
- 研究分野
- 薬理学、神経化学、神経科学、解剖学、分子生物学
- 研究指導内容
- ①タンパク質修飾機構を介した神経変性疾患新規治療法の開発、②炎症制御・サイトカイン制御による創傷治癒・皮膚再生治療への応用、③疲労回復における水素発生ビーズの効果の検証、④鍼灸治療効果点の分子メカニズム解明、を進めている。
森 誠司 教授
- 研究分野
- 分子生物学、細胞生物学、腫瘍学
- 研究指導内容
- がんの浸潤・転移の分子メカニズムについて研究を行っている。がんに特有な微小環境を解析し、がんの予後予測や治療標的の探索につなげる。
山口 功 教授
- 研究分野
- 放射線技術学
- 研究指導内容
- 診療放射線技術学を医療の中で活かすため、医学と理工学の懸け橋としての学問体系に基づき、調査・研究・開発を行う。特にX線CTにおける非侵襲的生体イメージング法および解析法の開発と画像評価に取り組む。
山本 浩一 教授
- 研究分野
- 薬理学、放射線科学、化学物質影響、放射線影響
- 研究指導内容
- 倦怠感・不快感の定量評価法の開発を通じて、悪心・嘔吐・倦怠感の発症機序の解明をめざしている。また、これらの症状を取り除くための新規治療法の開発を行動薬理学の観点から進めている。
脇 英彦 教授
- 研究分野
- 画像検査学
- 研究指導内容
- 循環器疾患の画像検査学の有用性を明らかにする。超音波画像と心腔内血流から得られた情報から心不全の診断に寄与することを目的としている。肝疾患では、超音波造影剤を用いることで腫瘍の微小循環を評価し、CT、MRIより得られた画像と融合させて集学的治療の概念を学ぶ。