臨床工学科 実習・実習先紹介 CLINICAL TRAINING
実習先
経験値を高められる実習先を多数確保
実習先として、大阪市内をはじめ、大阪府、兵庫県、奈良県の中核病院あるいは大学病院を確保。人工心肺(体外循環)が見学可能な施設が多く、病床数に恵まれているなど、学生にとって有益な実習ができる施設です。また、臨床工学部やMEセンターなどの臨床工学技士の診療支援部門が確立されている施設での実習も可能で、質の高い、有意義な実習を学生に提供しています。
巡回指導で実習中でもしっかりとサポート
実習に臨む学生を実習先に任せきりにするのではなく、本学科の教員が定期的に訪問。病院の先生と状況を共有し、必要に応じて学生へアドバイスを行う「巡回指導」を行っています。
主な実習病院
国立・公的病院 | 病床数 |
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大阪市立総合医療センター | 1063床 |
大阪急性期・総合医療センター | 865床 |
神戸市立医療センター中央市民病院 | 768床 |
大阪医療センター | 638床 |
大阪母子医療センター | 375床 |
大学病院 | 病床数 |
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大阪大学医学部附属病院 | 1086床 |
大阪公立大学医学部附属病院 | 965床 |
兵庫医科大学病院 | 963床 |
近畿大学奈良病院 | 518床 |
関西医科大学総合医療センター | 477床 |
民間病院 | 病床数 |
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大阪警察病院 | 580床 |
ベルランド総合病院 | 477床 |
南大阪病院 | 400床 |
※病床数:病院の規模を表す最も一般的な指標。
臨床実習スケジュール
1・2年次
アーリーエクスポージャー&学内模擬病院研修
臨床の現場を早期から体験し、医療人となる意識とモチベーションを高めます。現場の雰囲気を肌で感じ、医療機関における臨床工学技士の役割を理解します。
4年次
臨床実習
[6週間]
臨床工学技士の行う業務を現場で見学・体験することにより、学内の講義や演習で学んだ知識や技術を再認識します。また、現場の機器を操作することで臨床工学技士の実際的な技術の修得をめざします。
そのほか、「チーム医療」における臨床工学技士の役割や多職種との関わり方、医療人としての患者さんや病院スタッフとのコミュニケーションの取り方、言葉遣い、仕事に取り組む姿勢を身につけます。
実習体験記
杉野 綾 さん
2024年3月卒業
[大阪府・北千里高等学校出身]
※取材は在学中(4年次)のものです。
現場の「姿勢」を肌で感じられたこと。それが最大の収穫。
実習先となった大阪大学医学部附属病院で6週間、臨床工学技士が関わるほぼすべての部署(MEセンター、ICU、カテーテル室、透析室、手術室など)を経験できました。透析室でダイアライザや血液回路をセットする、手術室で肺移植手術に立ち会う、そういった経験が大学の学びとリンクして、自分が理解できていること、理解できていなかったことがはっきり分かりました。 特に印象に残っているのは、現場で働く技士の「仕事への姿勢」です。少しでも空いている時間があれば自分でまとめたノートや手順書を見返して勉強されていましたし、一度呼吸器のアラーム(異常発生)対応に同行したときなどは、考えられる要因を一つひとつ、本当に細かなところまで確認し原因究明に当たられていました。幅広い知識と仕事に対する姿勢、その両方を目の当たりにできたことを今後の成長につなげたいと思っています。
杉野 綾 さん
2024年3月卒業
[大阪府・北千里高等学校出身]
※取材は在学中(4年次)のものです。