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医療技術エクシードゼミ〈心臓ベーシックコース〉の初年度の取組が全て終了しました

2024年04月05日(金)森ノ宮医療大学
  

3月29日(金)、医療技術エクシードゼミ〈心臓ベーシックコース〉の修了を認定する修了式が開催され、医療技術学部1年生17名(臨床検査学科3名、臨床工学科12名、診療放射線学科2名)が修了証を授与されました。
 
2023年度から新たに開始された取組である医療技術エクシードゼミは、医療系職種をめざす多学科がともに学ぶ本学の特性を活かし、循環器系の学びや心電図の読影が非常に重要な医療技術学部の3学科(臨床検査学科・臨床工学科・診療放射線学科)の学生が合同で心臓について学ぶ、学科合同ゼミです。
2年生以上を対象にした心臓アドバンスコースでの心電図検定2級合格をゴールに据え、1年生を対象にした心臓ベーシックコースでは、他学科の学生と協力するグループワークも交えて心臓の基礎を学んでいきます。
 
特徴的な取組として、12月には冠状動脈模型の作成講座を開催し、13名の学生が参加しました。講師には、田邊智晴様をお招きしました。
この冠状動脈模型は「樹脂製の大動脈起始部」からでている19本の針金を設計図通りに曲げたり、分岐部に合わせて熱収縮チューブを通してドライヤーで加熱したりしながら、心臓の形をイメージして成形していきます。最後に、冠状動脈番号(American Heart Association分類)のシールを貼りつけて完成となります。全行程で3時間ほどでしたが、参加した学生は真剣かつ楽しそうに作成していました。
終了後のアンケートでは、「心臓や冠状動脈の具体的なイメージがつかめた」など今回の取組に関する感想だけでなく、「他学科の人たちとも交流できて良かった」との声も聞かれ、当初のエクシードゼミ開催の目的が達成できたのではないかと感じています。
 
2024年度からは心臓アドバンスコースも開講予定です。医療技術エクシードゼミでは、今後も医療技術3学科が集う本学の環境を活かした学びと学生同士の交流の機会を提供していきます。