森ノ宮医療大学 第7回 学長賞（優秀論文賞）を授与
2024年02月19日（月）森ノ宮医療大学
2月15日（木）、森ノ宮医療大学 第7回学長賞表彰式が執り行われました。
「森ノ宮医療大学 学長賞（優秀論文賞）」は、研究活動の促進、研究発表・論文投稿の奨励、ならびに優れた論文を広く社会に公表し、本学の学術研究の振興を図ることを目的として設立され、今回は下記の教員2名の受賞が決定しました。
増山祥子 准教授（医療技術学部 鍼灸学科）
Shoko Masuyama and Hitoshi Yamashita. Trends and quality of randomized controlled trials on acupuncture conducted in Japan by decade from the 1960s to the 2010s: a systematic review. BMC Complementary Medicine and Therapies, 2023.
【受賞理由】
⽇本における鍼治療のランダム化⽐較試験（RCT）の⽅法論としての「質」と1960 年代から2010 年代にかけての歴史的な変遷を検討することを⽬的としており、2010 年代においても鍼治療におけるRCT の⽅法論的な「質」についての改善点を明確にする等、今後の鍼灸領域における臨床的研究の質向上に貢献する成果として⾼く評価できるため。
東泰弘 准教授（総合リハビリテーション学部 作業療法学科）
Yasuhiro Higashi, Toshikatsu Kaneda, Yoshimi Yuri, Takumi Horimoto, Yuta Somei and Kimiaki Hirayama. Development of toileting behaviour evaluation for Japanese older patients using wheelchairs in a hospital setting: a validation study. BMC Geriatrics. 2023.
【受賞理由】
車いすを使用した入院患者の「トイレ動作」を客観的に詳細に評価するための尺度Toileting Behavior Evaluation (TBE)の開発を目的にしたものである。急性期、回復期リハビリテーション病院の患者を対象にTBE の信頼性と妥当性を統計学的に検証したもので、その結果TBE の活⽤により正確かつ鋭敏にトイレ動作の評価が可能となり、対象者の⽀援⽅法の具体化につながる成果として⾼く評価できるため。
表彰式では、受賞された2名の教員より受賞に対する感謝と今後の研究に対する意気込みが述べられ、また前川副学長から受賞者に表彰楯と副賞が授与されました。
