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【診療放射線学科】第1種放射線取扱主任者試験に合格した2年生3名にインタビューしました!

2024年02月14日(水)森ノ宮医療大学
  

第1種放射線取扱主任者試験は、放射性同位元素や放射線発生装置の取扱において、放射線管理や放射線被ばくによる健康被害を防止するための監督者になることができる国家資格です。
一般的に理工系の社会人が目指す「放射線取扱主任者」試験には第1種と第2種があり、その中でも業務範囲が最も広い第1種を、学生時代に合格するには相当な勉強が必要になります。
本学診療放射線学科では、「第1種放射線取扱主任者試験対策ゼミ」で本試験に向けた対策を行っており、今年度は過去最高となる5名(2年生3名、3年生2名)が合格しました。
 
今回合格した診療放射線学科2年今堀 のどかさん、神谷 和磨さん、進藤 日向さんに、受験したきっかけや勉強法についてインタビューを行いました!
 

左:進藤 日向さん 中央:今堀 のどかさん 右:神谷 和磨さん左:進藤 日向さん 中央:今堀 のどかさん 右:神谷 和磨さん

 
今堀 のどかさん
私は高校時代部活動でやっていたソフトボールに熱中しており、大学入学後は打ち込めることがなく暇を持て余していました。高校のように何か打ち込めるものを探していた時に「資格勉強がいいのではないか」と思い付き、主任者対策ゼミに入ったのが受験のきっかけです。
主任者対策ゼミは授業期間に週1回のみの実施だったので、それ以外の時間は自分で自由に勉強できたのが私には合っていました。試験勉強ではとにかく過去問題集に取り組み、覚えていない部分をノートにまとめて通学時間に見ていました。一番勉強を頑張っていた時期にはアルバイトも退職し、1日8~9時間くらい勉強していました。
試験勉強は大変でしたが、診療放射線学科の先生方はお忙しい中時間を取って丁寧に勉強を教えてくださいました。合格まで導いてくださった先生方には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
 
神谷 和磨さん 
1年生前期終了直前に主任者対策ゼミの案内があり、「資格を取れるなら取ろうかな」という軽い気持ちで受験を考えはじめました。
ゼミでの勉強は、1人1人問題を割り当てられ、次の週に割り当てられた学生が問題の解説をする超実戦形式でした。ゼミを通じて出会った上級生の先輩方には、普段の授業や試験勉強でもお世話になっています。
試験勉強は1年生の春休みから本格的に開始し、2年生前期には大学の授業での勉強が忙しく一時勉強を中断しましたが、夏休みに再び本腰を入れました。この試験では理論に基づく科目が多いので、勉強ではまず理論を理解し、その上で暗記が必要な内容を網羅することを心掛けていました。
第1種放射線取扱主任者試験の試験勉強をしておくと、4年生で受験する診療放射線技師の国家試験にも役立ちます。診療放射線学科の後輩の皆さんも、ぜひチャレンジしてみてください。
 
進藤 日向さん 
森ノ宮医療大学のパンフレットを読んで、診療放射線学科では診療放射線技師の他にも関連した国家資格が取得できることを知り、大学入学前から「第1種放射線取扱主任者試験にもチャレンジしたい」と思っていました。
大学入学後は1年生の春休みから本格的に勉強をはじめ、特に頑張っていた2年生の夏休みには、図書館に行って1日8時間勉強していました。試験勉強では、過去問と解説をまとめた問題集にひたすら取り組んで頻出分野を確認し、まとめたノートを電車で何度も見返すことで記憶を定着させていました。
第1種放射線取扱主任者試験の試験内容は、診療放射線学科1年生で学ぶ授業の範囲が4/5を占めているので、記憶が新しく、時間にも余裕がある2年生での受験をおすすめします。まずは主任者対策ゼミに入ってみてください!
 
【第1種放射線取扱主任者試験対策ゼミ主担当 大西英雄教授からのコメント】
第1種放射線取扱主任者試験は絶対評価で合格が決まるため、診療放射線学科の学生であれば、努力次第で誰でも合格のチャンスがある試験です。とはいえ診療放射線技師の国家試験合格率がおおよそ80%前後であるのに対して、第1種放射線取扱主任者試験は30%前後と全く異なっており、きちんと勉強しなければ通らない試験だということは臨床現場で働く診療放射線技師が一番よくわかっています。私が現場で診療放射線技師の採用に携わっていた時も、この資格を所持しているかいないかで就職試験が同点だった2名の応募者の明暗が分かれる場面を見てきました。
今回合格した2年生3名は、元々実力がある学生たちですが、勉強を本当によく頑張っていました。
今後も学生の頑張りに期待しましょう。