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【作業療法学科】精神障がいの当事者の方々を迎えて演習授業を実施

2024年01月19日(金)森ノ宮医療大学
  

作業療法学科3年「精神障害作業療法治療学演習」において、12/6(水)に精神障がい当事者の方々を迎えた演習授業を実施しました。今回は当事者が自らの体験を語り、交流を通じて精神障がいへの啓発を行う「セルフィーズ(Selphies)」の皆様にご協力いただき、当事者の方1名と学生2~3名での対話を行いました。
 
対話では、最初に当事者の方から10分程度のお話があり、心の病気を患うまでの過程や社会に経験を伝える当事者活動を行うようになった経緯、日々のやりがいや楽しみなど、さまざまなお話をいただきました。
その後学生から、お話の内容や語り部さんの人となりを知るためのいくつかの質問を行い、会話を通して交流を深めました。
学生は最初少し緊張した様子でしたが、当事者の皆様が温かく語りかけてくださったこともあり徐々に打ち解け、時間を忘れて楽しみながら会話していました。
 
最後には、学生が「これまでの人生経験や、さまざまな体験を通した心境の変化について聞くことができ、大きな学びになった」「苦しくても自分と向き合い続ける姿勢はすごいと思った」といった感想を述べ、セルフィーズの皆様からも「精神障がいの当事者としてではなく、一人の人間として接してもらえていると感じられて嬉しかった」「学生は未来を担うダイヤモンドのような存在なので、ぜひこれからも頑張ってほしい」という有難いお言葉をいただきました。
 
今回、学生は当事者の方々と対話する体験を通じて、病院実習とは異なる学びを得られたのではないかと思います。
森ノ宮医療大学の作業療法学科では、今後も臨床経験豊富な教員のネットワークを活用し、さまざまな「体験型授業」を実施していきます。