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【2023年10月22日】2023年度第8回森ノ宮医療大学学術大会を開催

2023年11月01日(水)森ノ宮医療大学
  

10/22(日)、森ノ宮医療大学にて「生命(いのち)の光を技術(わざ)で紡ぐ」をテーマに、第8回森ノ宮医療大学学術大会(大会長:診療放射線学科 小縣裕二学科長、共催:森ノ宮医療大学卒後教育センター・森ノ宮医療学園校友会)が開催されました。
 
小縣大会長の開会挨拶から始まり、次いで特別講演が行われました。今回は特別講演者として、人気ドラマ「ラジエーションハウス」の医療監修者である五月女康作先生(福島県立医科大学 診療放射線科学科 准教授)をお招きし、演題「未来を紡ぐキミたちへ~想いを社会に届けるメソッド~」をご講演いただきました。また同時にポスターによる研究発表が行われ、在学生や卒業生、教員、近隣の医療従事者を中心に、多くの来場者が熱心に研究報告を聞き入っていました。
 
午後からは、在学生、高校生も参加し、シンポジウムが2会場に分かれて実施されました。今回は五月女先生が特別講演でご講演いただいたこともあり、シンポジウム1では「チーム医療で紡ぐ命~ラジエーションハウスから学ぶ~」と題し、五月女先生も加わり、議論が交わされました。またシンポジウム2では「だから研究は面白い~若手研究者の苦悩と喜び~」と題し、若手研究者3名に登壇いただきました。両会場とも多くの来場者が入り、質疑応答の場面では多数の質問が飛び交いました。
 
また、今回の学術大会では咲洲プレ万博の一環として、7つの企業にご協力いただき、最新の医療機器に触れることができる「機器展示」を実施いたしました。最新機器に触れる機会はそう多くないため、来場者は多くの企業ブースに足を運び、未来の技術を体験していました。
 
その後、表彰式が行われ、セレクション演題発表では最優秀・優秀・校友会奨励賞、そして今大会より新たに創設されたポスター賞5名が表彰されました。
 
■最優秀賞
北川崇(森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科)
「低出力超音波パルスが変形性膝関節症モデルラットの膝蓋下脂肪体線維化におけるマクロファージの性質と線維化に与える影響」 
 
■優秀賞
田丸佳希(森ノ宮医療大学 総合リハビリテーション学部 作業療法学科 教授)
「Mild Cognitive Impairmentの新たなスクリーニング評価の開発~Cognitive Composition Testの妥当性と有効性の検討~」 
 
福山駿斗(森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科)
「人工膝関節全置換術後のAnterior knee painには皮下組織と膝蓋腱の組織間滑走性の低下が関連する」
 
■校友会奨励賞
伊藤虎士郎(森ノ宮医療大学大学院 保健医療学研究科)
「持続的Pinpoint温熱刺激がヒトの心拍数に及ぼす影響~灸治療の経験有無に着目して~」
 
■ポスター賞(氏名・所属のみ記載)
岡崎涼(森ノ宮医療大学 医療技術学部 診療放射線学科)
齋藤稚奈(森ノ宮医療大学 看護学部 看護学科)
宮下敏紀(森ノ宮医療大学 インクルーシブ医科学研究所)
森川晴香(奈良県総合医療センター)
中嶋菜々華(JCHO玉造病院 リハビリテーション室)
 
最後には、小縣大会長の閉会挨拶、そして次回学術大会で大会長を務める鍼灸学科中原英博 学科長より次回大会の抱負が述べられ、第8回森ノ宮医療大学学術大会は幕を閉じました。