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バイオメカニクス研究最優秀論文賞を受賞しました!

2023年10月13日(金)森ノ宮医療大学
  

この度、本学の渡邊貴博研究員(附属クリニック)が9月1日にバイオメカニクス研究最優秀論文賞を受賞しました!
本論文では、足関節捻挫後に生じる慢性足関節不安定症の発生予防に向け取り組んだ研究成果が評価されました。
 
【テーマ】
足関節捻挫後に慢性足関節不安定症に移行した者と、移行していない「coper」におけるランニング時の後足部と前足部間の協調性
 
【著者名】
渡邊貴博、高林知也、渡部貴也、久保雅義
 
【WEBリンク】
 
【研究内容の概要】
足関節内反捻挫の多くの受傷者は、後遺症である慢性足関節不安定症を発症します。一方で慢性足関節不安定症を発症していないcoper(コーパー)と呼ばれる受傷者も存在すると報告されています。
本研究ではmodified vector coding techniqueを使用し、慢性足関節不安定症を有する者とcoper(コーパー)の足部の運動を定量化しました。その結果、coper群は後足部を小さく動かし、前足部を大きく動かすパターンを有していました。
足部の運動の違いが、症状の慢性化に関与している可能性があります。
 
【渡邊研究員からのコメント】
この度、バイオメカニクス研究の最優秀論文賞を受賞させていただき、大変嬉しく思っております。
本研究は、久保雅義教授(新潟医療福祉大学 理学療法学科)、高林知也講師(新潟医療福祉大学理学療法学科)、渡部貴也先生(金沢大学附属病院)にご指導いただき、論文の採択および受賞することができました。
今後は、足関節捻挫で苦しむ患者様に還元できるよう、日々の臨床や研究に取り組んでまいります。