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ベトナムのハノイで開催された29th Association for science and information on coffee(ASIC2023)で本学臨床工学科の学生が研究成果を発表

2023年10月04日(水)森ノ宮医療大学
  

2023年9月11日(月)~14日(木)にベトナムのハノイで開催された29th Association for science and information on coffee(ASIC2023)にて,本学臨床工学科 辻義弘教授のゼミ生である3年生の岩部穂佳さんと村岡美波さんが研究成果の発表を行いました.本研究はUCC上島珈琲株式会社との共同研究で,コーヒー抽出残渣を血液浄化分野における水処理分野に応用するというものです.
 
岩部穂佳さんは,「A study of BOD reduction from hemodialysis wastewater using spent coffee grounds.」という演題で,コーヒー抽出残渣を用いて透析排水を魚が棲むことができる水質まで浄化するという内容の報告を行い,村岡美波さんは,「Effects of neutralization for acidic hemodialysis wastewater by using coffee grounds.」という演題で,コーヒー抽出残渣を用いて透析排水を中和するという内容の報告を行いました.コーヒー抽出残渣の再利用はSDGs(持続可能な開発目標)として世界中が注目している分野であり,血液浄化分野への応用は先行研究がないことから多くの研究者の方に興味を持っていただくことができました.学会ではランチやディナー,ベトナムコーヒーが振る舞われ,束の間の時間でベトナム観光を楽しむこともでき,ベトナムの文化に触れることもできました.
 
また,研究だけではなく,岩部さんと村岡さんは英語の勉強にも力を入れており,森ノ宮医療大学の独自の英語教育 MEEP(Morinomiya English Education Program)で学んだ英語力を遺憾なく発揮し,発表と質疑応答を堂々と行うことができました.村岡さんは,本学が実施する海外研修(2022年度 オーストラリア短期語学研修,La Trobe University,メルボルン)にも参加しました.
 
森ノ宮医療大学の臨床工学科では,今後も学生による学術研究・発表を通して,グローバル時代に対応できる「英語力」と「国際感覚」を身につけた「世界で必要とされる医療人」を育成していきます.
 
<森ノ宮医療大学の英語教育>
本学では,MEEP(Morinomiya English Education Program)という,グローバル時代に必要な「英語力」と「国際感覚」を身につけた医療人を育成するための英語プログラムを本学独自で実施しています.
MEEPについて:www.morinomiya-u.ac.jp/meep/