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論文が掲載されました(看護学科 岩佐由美講師)

2022年09月02日(金)森ノ宮医療大学
  

この度、本学看護学部看護学科 岩佐由美講師の論文が国際誌Journal of Personalized Medicine(IF:4.453/2021-2022年)に掲載されました。
本論文は招待論文として、特集号「Care personalization in Parkinson’s Disease」に掲載されています。
 
Title:Home Health Nursing Care Time for Patients with Parkinson's Disease.
Journal:J Pers Med. 2022 Apr 29; 12(5): 714. doi: 10.3390/jpm12050714.
Authors:Iwasa Y, Suzuki M, Saito I.
 
【概要】
地域で訪問看護ケアを受けているパーキンソン病患者さんに対する看護ケア時間の全体像と属性や特徴がケア時間に及ぼす影響を明らかにするため、患者さんの訪問看護場面に同行し、ケア時間を測定する研究を実施しました。
合計訪問看護ケア時間に各ケア時間が占める割合は、安楽(マッサージや姿勢保持)、リハビリテーション、相談や教育などのケアで大きいことが分かりました(図1)。これらの看護の質を向上し、他の職種とも効果的に連携していく重要性が考えられます。
また、1回あたりの訪問看護時間は患者さんの年齢が上がるほど長い傾向がありました。今後の高齢化に伴い看護時間が長くなることも予測されます。
地域で生活するパーキンソン病患者さんの増加が予測されている中、患者さんが安心して快適に暮らせるための看護ケアの充実に向けた研究に今後も取り組んでいく予定です。(本論文は、第41回日本看護科学学会学術集会におけるポスター発表などと一部の内容が重複しています。)
 

図1 合計訪問看護ケア時間に各ケア時間が占める割合図1 合計訪問看護ケア時間に各ケア時間が占める割合