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 〈臨床工学科〉第2種ME対策講座で卒業生による講義を実施!

2022年08月23日(火)森ノ宮医療大学
  

臨床工学科の全学年を対象にした「第2種ME技術実力検定試験対策講座」が実施されています。
講座は8/16247日間行われ、14年生までの71名が参加しています。

2種ME技術実力試験は、ME機器を安全・適切に使用するための資質を測る試験です。
医療者や、医療者をめざす学生だけではなく、医療機器メーカー勤務の方々や医療機器の開発者なども幅広く受験しています。
本学臨床工学科では、国家試験の前段階に受験する検定として、23年生での合格を推奨しています。

今回初めての試みとして、今年3月に本学を卒業し、現在大学院で学ぶ荒木陽孝(あらきはるたか)さんと井上竜汰(いのうえりょうた)さんを講師として迎え、講義を行っています。
直近に検定に合格した身近な存在である卒業生の授業に学生は真剣に耳を傾けており、授業後には個別相談も行われていました。
2人に初めて教壇に立った感想を伺ったところ、「人に教えるためには何倍も深い知識が必要であることを痛感した(荒木さん)」「授業前の準備にすごく時間がかかり、教員の大変さが分かった(井上さん)」と述べられました。

本講座を主宰する辻義弘准教授は、今回卒業生を講師として招いた理由について、「卒業生が臨床や研究の場で得た知識を後輩に伝えていく風土をつくっていきたいため」だと語っています。
本学は今後も卒業生と在学生とのつながりの構築に注力していきます。

ME機器とは:Medical Engineeringの略で、工学技術を応用して開発された医療機器のこと。