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強直性脊椎炎に対するペプチド治療ワクチンの医師主導治験を実施(保健医療学研究科 冨田哲也教授)

2022年04月25日(月)森ノ宮医療大学
  

大阪大学大学院医学系研究科の中神啓徳寄附講座教授(健康発達医学)、森ノ宮医療大学の冨田哲也教授、医療法人平心会大阪治験病院の三上洋病院長らの研究グループは、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)から「難治性疾患実用化研究事業」(2019年4月から2021年3月末の3年間)の支援を受けて脊椎関節炎に対するインターロイキン(IL)-17Aを標的とした治療ワクチン(FPP003)の研究開発を進めてきました。

このたび、研究グループは、医療法人大阪治験病院にて、抗体誘導ペプチド「FPP003」の医師主導治験(第Ⅰ相試験)を開始しました。幅広い炎症性疾患に関与するタンパク質IL-17Aに対する抗体を誘導するペプチド治療ワクチンであり、強直性脊椎炎に代表される体軸性脊椎関節炎の新規治療選択肢となることが期待されます。
 
本治験は、大阪大学が採択された国立研究開発法人日本医療研究開発機構の令和3年度「難治性疾患実用化研究事業(2次公募)/希少難治性疾患に対する画期的な医薬品の実用化に関する研究分野」の研究開発課題「脊椎関節炎を標的としたIL-17Aワクチン(FPP003)の臨床応用」として実施されます。
 
また、本治験で使用される治験薬は、AMED研究開発課題に研究分担者として参加している株式会社ファンペップが提供します。
 
詳細は大阪大学HPをご覧ください。こちらから