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論文が掲載されました(診療放射線学科 松崎伸介教授)

2022年03月15日(火)森ノ宮医療大学
  

このたび、本学保健医療学部診療放射線学科 松﨑伸介教授が、宮坂昌之先生(大阪大学)、小林大地先生(新潟大学)等との共同研究について、国際学術誌 Frontiers in Immunology に報告しました。

Title:Extracellular ATP Limits Homeostatic T Cell Migration Within Lymph Nodes.
Journal:Front. Immunol. 2021 Dec. DOI: 10.3389/fimmu.2021.786595.
Authors:Kobayashi D, Sugiura Y, Umemoto E, Takeda A, Ueta H, Hayasaka H, Matsuzaki S, Katakai T, Suematsu M, Hamachi I, Yegutkin G, Salmi M, Jalkanen S, Miyasaka M.
 
【概要】
免疫細胞の1つである T 細胞はリンパ節内で動き回ることが知られており、この T 細胞の動きは免疫監視機構に重要な役割があると考えられています。T 細胞の動きはケモカイン CCL19/21 を媒介することが明らかにされていますが、他にどのような因子が T 細胞の動きを調節するかは十分に解明されていません。今回、共同研究グループはリンパ節内での T 細胞の動きを調節する新たな因子として、細胞外 ATP を同定し、その責任受容体として P2X7R を見つけ出しました。