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<7.7> 子育て支援 「もりもりひろば」で小児鍼テクニックを紹介

2012年07月11日(水)森ノ宮医療大学
広報室

『もりもりひろば』は、子育て奮闘中のお母さんやご家族をサポートするために発足した本学の地域子育て支援活動です。本学看護学科教員が中心となり、2011年11月からほぼ月1回のペースで、絵本や親子遊び、健康講座や育児相談などさまざまな取り組みを行っています。その活動内容を看護学科教授にインタービューした記事が、本学発行の広報誌『mediko! Vol.4』に掲載されていますので、ぜひご一読ください。
 
さて、前回6月より、開催時間を午後から午前に変更したことで、さらにお母さんやご家族の和が広がっている「もりもりひろば」第9回が、先週7月7日(土)(午前10時~12時)に開催されました。
 
今回は『小児鍼(しょうにしん)から学ぶファミリーケア』と題して、お母さんが家庭で簡単に行える赤ちゃんのファミリーケアを、本学鍼灸学科・増山祥子助教がご案内。
 
『小児鍼』とは、鍼を刺さず、皮膚表面をやさしくなでたり、軽く叩いたりして刺激することで、小児特有の疾患に刺激を与える治療法です。ファミリーケアでは、この小児鍼の技術をヒントに、お母さん自身が、スプーンと歯ブラシを使って5分ほどでできる赤ちゃんケアの基本型をご紹介しました。
 
<赤ちゃんを仰向けにして>
       赤ちゃんのおへその周りを、ほんのり温かくなるまで、時計回りにやさしくなでさする
       鎖骨に沿ってやさしくなでさする
       左右のこめかみから耳の裏をやさしくタッピング
       おへそに手を当て、温める
 
<赤ちゃんをうつ伏せにして>
       背中の背骨の両脇を、上から下になでさする。空いている側の手のひらを交互にやさしくすべらせる。
       首筋(うなじ)に手を当て温める
       両足のふくらはぎをなでながら温める
 
 ※やりすぎに注意。5分で終了してください。
 
お母さんたちは、増山助教の実技を見つめ、お話に興味津々聞き入りながら、赤ちゃんのお腹に、そして背中に、ケアを施す実践を学びました。また、今回から、本学看護学科の学生たちも参加。前述の広報誌『mediko! Vol.4』で「もりもりひろばレポート」をつとめた奥村桃花さん(2年)も早速参加し、お母さんや赤ちゃんと笑顔で奮闘していました。