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大阪市立南港北中学校において「中学生と高齢者の絆を深める」学習の講師を務めました(看護学科 福島信也教授)

2023年09月19日(火)森ノ宮医療大学
  

本学看護学部看護学科 福島信也教授が、大阪市立南港北中学校において、「中学生と高齢者の絆を深める」学習の講師を務めました。
この学習は、社会科・家庭科の2教科と連携した認知症サポーター養成講座も兼ねて毎年実施しており、今年で6回目の開催となりました。
また、今回は本学看護学科1年生で教職課程を履修している学生6名もボランティアとして参加しました。
 
ボランティアで参加した本学学生は、中学2年生や担当の先生、保護者を前にし、緊張しながらもスライドの説明をしたり、生徒から意見や感想を聞いたり、ゲームの司会や演技など積極的に取り組んでいました。生徒の保護者からは「子どもが友だちと一緒になって、ジャンケンのゲームをしている姿にびっくりした。家では見せない顔でした。来週の敬老の日には、私の親も交えて、一緒にやってみようと思っている…。」という声がありました。また、今回の「中学生と高齢者の絆を深める」学習は、土曜授業として小学校6年生の保護者向けの学校公開も行っており、「地域や大学が協力して、中学生と高齢者との関わりを考える学習はとても素晴らしいと思います。」という感想もありました。
 
我が国では、少子高齢化と核家族の増加や地域の人との交流の減少に伴い、高齢者と児童生徒が係わる機会は少なくなっています。児童生徒にとっては高齢者と交流することにより、高齢者を思いやる気持ちや尊敬の気持ちなどを育むことができ、高齢者にとっては生きがいを持ち、生活の活力となり得ます。このことから、本学では今回のような体験は大変貴重な機会であると考えており、今後も取組の支援を行っていきたいと考えています。