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総説論文が掲載されました(臨床検査学科 竹下ひかり講師)

2023年02月20日(月)森ノ宮医療大学
  

このたび、本学医療技術学部臨床検査学科 竹下ひかり講師の総説論文が、「Hypertension Research」に掲載されました。
 
Title:Is the anti-aging effect of ACE2 due to its role in the renin-angiotensin system?-Findings from a comparison of the aging phenotypes of ACE2-deficient, Tsukuba hypertensive, and Mas-deficient mice-.
Journal:Hypertension Research. 2023 Feb; 1-11. doi: 10.1038/s41440-023-01189-y.
Authors:Takeshita H, Yamamoto K, Mogi M, Nozato S, Rakugi H.
 
【概要】
生体において重要な循環調節システムであるレニン-アンジオテンシン系(RAS)の構成因子であるアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)は、腸管においてはアミノ酸であるトリプトファンの吸収に関与するなど、様々な生理機能を持つことが知られています。また、最近ではACE2がSARS-CoV-2により感染受容体として利用されることから、ACE2への関心はますます高まっています。我々は以前より、RASの老化制御機能について、RAS構成因子の遺伝子改変マウスを用いて検討を行ってきました。本総説においては、我々の一連の研究成果について、特に、ACE2の抗老化機能とその作用機序に関する検証結果をまとめました。
 
また、「Hypertension research」誌は、Springer Natureより出版されている国際学術誌で、2021年のImpact Factorは5.525と高血圧専門誌の中で上位に位置付けされています。
 
教員データベース(竹下ひかり講師)