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論文が掲載されました(MINCL 運動療法エビデンス研究チーム)

2022年10月14日(金)森ノ宮医療大学
  

MINCL(インクルーシブ医科学研究所)の運動療法エビデンス研究チームによる研究成果がBiomed Rep(IF:1.94/2020年)に掲載されました。
この研究は臨床研究やヒトを対象とした基礎研究を行っている工藤慎太郎教授と分子病態学の研究を専門にしている川畑浩久教授の共同研究で、MINCLならではの研究成果です。
 
Title:Inhibitory effect of low intensity pulsed ultrasound on the fibrosis of the infrapatellar fat pad through the regulation of HIF 1α in a carrageenan induced knee osteoarthritis rat model.
Journal:Biomed Rep. 2022Aug; 17(4): 79. doi: 10.3892/br.2022.1562.
Authors:Kitagawa T, Kawahata H, Aoki M, Kudo S.
 
【研究者のコメント】
この研究は薬剤誘発性の変形性膝関節症モデルラットにおいて、滑膜周囲の脂肪組織が線維化する過程を観察するとともに、その線維化に低酸素誘導因子が関与することを証明した研究です。
今回の研究では低酸素誘導因子を制御するために、低出力超音波パルスを行いました。この超音波は機械的刺激を与えているため、機械的刺激により低酸素状態が改善することを明らかにしました。
今後も学部学科や専門分野の垣根を越えた共同研究を行い、インパクトの高い研究を進めていきたいと考えています。
 
【教員データベース】
下記より研究者の業績等をご覧いただけます。
 
工藤慎太郎教授
 
川畑浩久教授
 
青木元邦学長