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「若手研究奨励賞最優秀賞」を受賞しました(臨床検査学科 竹下ひかり講師)

2022年09月05日(月)森ノ宮医療大学
  

このたび、日本脳血管・認知症学会総会「VAS-COG Japan 2022」において、本学医療技術学部臨床検査学科 竹下ひかり講師が口頭発表を行い、「若手研究奨励賞最優秀賞」を受賞しました。
 
若手研究奨励賞最優秀賞
受賞者 : 医療技術学部臨床検査学科 竹下 ひかり 講師
発表者 : 竹下ひかり, 山本浩一, 武田朱公, 伊藤祐規, 楽木宏実
演題名 : アルツハイマー病に由来する認知フレイルの病態解明を目指した基礎的検討
学会名 : 日本脳血管・認知症学会総会「VAS-COG Japan 2022」(2022年8月6日)
 
概要
認知機能障害と身体機能の低下は合併しやすく、軽度認知機能障害と身体的フレイル(広義で身体機能の低下)が併存した状態は認知フレイルと定義されています。認知フレイルの状態は認知症や要介護状態に移行しやすいことが知られていますが、同時に、認知フレイルへの介入により認知症と身体機能の低下の進行を予防できるという点でその疾患概念に注目が集まっています。しかしながら現時点で、認知フレイルがどのように発生するか等、病態生理について多くの不明な点が残されています。
竹下講師は大阪大学大学院医学系研究科 老年・総合内科学、臨床遺伝子治療学と共同で、認知フレイルの発生機序などについて詳細を明らかにすることを目的に、認知機能障害の最大の原因疾患であるアルツハイマー病(AD)に注目し、ADモデルマウスを用いた基礎研究を行っています。今回、その研究成果をまとめた発表について表彰を受けました。