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全日本鍼灸学会雑誌に本学教員の論文が掲載されました！

2021年12月03日（金）森ノ宮医療大学
広報課

この度、鍼灸学科の辻涼太講師が共著者となっている論文が全日本鍼灸学会雑誌に掲載されました。

タイトル：鍼灸施術とフェイシャルスキンケア併用による顔の自己満足度の効果
雑誌：全日本鍼灸学会雑誌 2021; 71巻4号: 220-228.
著者：玉木奈美, 久下浩史, 辻涼太

【研究概要】
2000年代以降、顔や身体の美を向上させる美容鍼灸が国内外において注目されてきました。そのような背景のもと辻講師らの研究グループは、これまで美容鍼灸の効果を評価した研究を複数報告しています。今回の研究では鍼灸治療のみを行う場合、フェイシャルスキンケア（フェイシャルパックなど）のみを行う場合、また鍼灸治療とフェイシャルスキンケアを併用する場合の3つのグループに分け、どのグループが最も利用者の顔に対する自己満足度が高いかということを検証しました。
その結果、鍼灸治療とフェイシャルスキンケアを併用した場合が最も自己満足度が高くなることが示されました。また鍼灸治療のみとフェイシャルスキンケアのみのグループでも自己満足度が向上することが示されましたが、その効果の出方は顔の部位ごとで異なることも示されました。
今後はさらに客観的に美容鍼灸の効果が測定されることと、安全かつ効果的に鍼灸とエステティック施術を併用できる方法が検証されることが待たれます。