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愛仁会と森ノ宮医療大学が相互連携協定を締結
~NPコース(診療看護師)設置及び特定行為研修実施に向けて共同で取り組みを予定~

2020年09月09日(水)森ノ宮医療大学
広報室

森ノ宮医療大学は9月7日(月)、大阪府・兵庫県地域の基幹病院として、急性期から回復期、在宅医療をはじめとして、地域医療・介護・保健・福祉活動を展開し、また医療人材の育成、特定行為に係る看護師研修の実施などの充実・推進に取り組む社会医療法人愛仁会と相互連携協定を締結しました。

愛仁会で同日開催された締結式では、同法人の内藤嘉之理事長から「現在は様々なエビデンス情報や医療機器、AIによって医者の役割が大きく変わりました。しかしそんな中で、患者の前面に立ち、患者の治療や回復を誰が診るのかというと、それは看護師になると考えています。そしてこれまでとは違った新しい次世代型の看護師を養成していく必要があります。それは患者の居心地の良さや、信頼を得られるようなハイレベルな看護師です。私どもはこれまである程度その部分において成功してきましたが、更に次のステップに進んでいきたいと考えていたときに、森ノ宮医療大学様と連携協定を結ぶことができたこと非常にありがたく感じております。ハイスペックな看護師を育てていくのに、まだスタートラインに立ったばかりですが、この機会を上手く活かしていきたいと思います。」と挨拶がありました。

清水尚道理事長は、「大学の方は今年で14年目になりますが、皆様のご支援をいただき分野を広げられたことで、少しずつ存在感を出すことができるようになりました。そのことを想うと愛仁会様と連携協定を結べるということは意義深く、また感慨深いものです。今後は互いの発展に寄与できるよう尽力して参ります。」と挨拶し、荻原俊男学長は、「本学において看護学科は今後、修士課程博士課程とさらに充実を図りたく思っています。これまでもNPコースや診療看護師のコースの設置を計画して参りましたが、なかなか実現できずにおりました。そんな中、内藤理事長が仰っていたようにいいタイミングが重なり、ようやく協定締結の運びとなったこと嬉しく思います。私たちの大学はチーム医療教育を重視しており、すべての学科をラインナップしようとここまでやって参りました。その要となる看護学科がこの度の協定によりパワーアップできることを非常に期待しております。」と述べました。

両者は保健医療・医学分野における共同研究の実施、愛仁会での本学学生の実習の実施や研究指導、保健医療・医学分野に関する講義・講演等を通じた人材の相互派遣等で、連携・協力するとともに、今後、森ノ宮医療大学大学院におけるNP(診療看護師)コース設置準備および特定行為研修に関する共同実施にむけて、協力し検討を進めていく予定です。