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論文が掲載されました(診療放射線学科 松崎伸介教授)

2022年05月18日(水)森ノ宮医療大学
  

このたび、診療放射線学科 松崎伸介教授は、Paul Fraser(トロント大学)、高村明孝(大阪大学)等との国際共同研究を国際学術誌 Molecular Neurobiologyに報告しました。

Title:SUMO1 Modification of Tau in Progressive Supranuclear Palsy.
Journal:Mol Neurobiol. 2022 May. doi: 10.1007/s12035-022-02734-5.
Authors:Takamura H, Nakayama Y, Ito H, Katayama T, Fraser PE, Matsuzaki S.
【概要】
蛋白質は細胞内で産生された後、様々な修飾を受けることで機能制御されていることが知られています。指定難病である進行性核上性麻痺ではタウ蛋白質の凝集物による細胞毒性がその発症に関わることが報告されており、その凝集物形成の制御系を解明することが今後の治療法開発に向け重要視されています。今回のトロント大学との国際共同研究により、SUMO(Small Ubiquitin like modifier)のアイソフォームであるSUMO1によるタウ蛋白質への修飾が、タウ蛋白質の凝集物形成促進に関わることを明らかにしました。