企業との共同研究が助成金制度で最優秀賞を受賞しました!
2022年04月25日(月)森ノ宮医療大学
このたび、本学医療技術学部臨床工学科 藤江建朗准教授が株式会社高木包装ならびに日本電子精機株式会社と行っている共同研究が、奈良中央信用金庫による「第14回ちゅうしん地域中小企業振興助成金制度(愛称"グッドサポート")」において、「グッドサポート大賞(最優秀賞)」を受賞しました。
第14回ちゅうしん地域中小企業振興助成金制度 グッドサポート大賞(最優秀賞)
申請テーマ:感染対策のためのディスポーザブル尿器の開発
申請企業:株式会社高木包装
助成額:2,000,000円
本共同研究では、藤江准教授も共同開発者として段ボールを使用したディスポーザブル型尿器について開発しました。
従来のリユース型尿器においては、使用後に洗浄・消毒・乾燥や保管という工程があり、業務の煩雑さ等の理由で消毒が不十分であった場合に院内感染の危険性もあります。
現在販売されているディスポーザブル型尿器についても、粉砕装置の設備投資や設置場所が必要であり導入が難しい病院もあります。
そこで、我々は安価である段ボールを用いて、使用後はそのまま医療廃棄物として簡単に廃棄できる尿器の開発を行いました。
開発した尿器の普及により、医療従事者の負担軽減や院内感染のリスクを減らすことにも期待できると考えられます。
今後は、病院などへの試験導入とブラッシュアップを経て年内の販売を目指す予定です。
藤江准教授が共同開発者である段ボールを使用したディスポーザブル型尿器