<11.27>第28回 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会で本学の学生が発表
2018年11月22日(木)森ノ宮医療大学
広報室
11月9日(金)から10日(土)にかけて千葉県千葉市にて、第28回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会が開催されました。本学会はリハビリ分野の医療者だけではなく、医師や看護師、保健師、臨床工学技士、臨床検査技師などの関連職種従事者から構成されています。
多職種の英知を結集して施設内のチーム医療に留まらず、病院、診療所、訪問看護ステーションや通所施設までを含んだ広域チーム医療を構築して、呼吸ケア、呼吸リハビリテーションを必要としている多くの患者さんのADLやQOLの改善に貢献している学会です。
今回この学会に本学理学療法学科 堀 竜次教授のゼミに所属している4年生5名が参加し、代表の2名(塩入幹太さん、工藤和輝さん)が卒業研究のテーマについて発表を行いました。塩入さんは「背臥位における頭頚部アライメントの違いと嚥下機能の関係について~呼吸と嚥下の協調から見た誤嚥リスク~」をテーマに口述発表をし、工藤さんは「頭頚部アライメントと背臥位での呼吸の関連について」というテーマで、ポスター発表を行いました。今回それぞれの発表では、寝ているときの首の位置や姿勢と嚥下状態や呼吸状態の関係を研究した内容になっており、これによって高齢者の誤嚥性肺炎を減少できる可能性を示しています。
発表した学生は全国規模の学会で発表することが初めてということもあり、終始緊張していた様子でしたが、最後まで発表をやり遂げました。発表後は医師などの研究者から多くの質問やアドバイスをいただき、貴重な経験をすることができました。学生を指導した堀教授からは「今後、臨床でも研究を続けて理学療法を究めてほしい。今回の研究をぜひ現場につなげてほしい」と学生らへエールの言葉が聞かれました。