連携6大学 地域に生き未来に繋ぐ高度がん医療人の養成 文部科学省【次世代のがんプロフェッショナル養成プラン】採択事業

文部科学省
「次世代のがんプロフェッショナル養成プラン」

地域に生き未来に繋ぐ
高度がん医療人の養成

連携6大学でチームを組み地域で活躍するがん医療人を養成

このたび、文部科学省が実施する「次世代のがんプロフェッショナル養成プラン」に、大阪大学を中心に本学を含めた近畿6大学が参画する「地域に生き未来に繋ぐ高度がん医療人の養成」が選定されました。

本学では大学院保健医療学研究科において「未来のがん医療を支える医療者養成コース(インテンシブコース)」を開講します。

本学は関西最大級の医療系総合大学として、2007年の開学以来、様々な医療職の養成に取り組んでまいりました。今回「がんプロフェッショナル養成プラン」事業に選定されたことを契機として教育プログラムの開発を 進め、がん医療人材の養成に取り組んでまいります。

本事業は大阪大学、京都府立医科大学、和歌山県立医科大学、奈良県立医科大学、兵庫県立大学、森ノ宮医療大学の6大学により、
2023(令和5年)~2028(令和10年)の6年間にわたり実施されます。

「がんプロフェッショナル養成プラン」について

がんは我が国の死因第1位の疾患であり、依然として、国民の生命及び健康にとって重大な問題となっています。
「がんプロフェッショナル養成プラン」は、国が定める第4期がん対策推進基本計画の人材育成の強化として取り組むべき施策とされている、
①がん医療の現場で顕在化している課題に対応する人材
②がん予防の推進を行う人材
③新たな治療法を開発できる人材 等のがん専門医療人材を養成する拠点を大学間連携により形成することを目的としている事業です。

地域に生き未来に繋ぐ高度がん医療人の養成

「未来のがん医療を支える医療者養成コース(インテンシブコース)」について

高齢のがん患者では、加齢に加え、担がん状態、手術侵襲、抗がん剤の副作用による二次的な筋肉量の減少(サルコペニア)により患者の QOL が阻害されます。がん患者の虚弱(フレイル)を予防するには、がん患者のためのリハビリテーションの充実が重要です。がん患者がよりよい生活を維持するために、質の高いリハビリテーションや緩和ケアは欠かせません。がん患者が抱える諸問題を理解し、また多職種と連携し広い視野をもって活躍できる現代のがん医療に精通した理学療法士、作業療法士、鍼灸師、看護師を養成することを本コースの目的としています。

あらゆるがん患者のライフステージや希望に相応しいがんリハビリテーションの実践ができるよう、必要な知識やケア理論を職種の特性を踏まえ学修します。

鍼灸は、がん治療に伴って生じる痛みその他の苦痛を軽減する可能性が示されていることから、がん支持療法や緩和ケアにおける東洋医学的なアプローチについても学びます。

大阪大学
京都府立医科大学
和歌山県立医科大学
奈良県立科学大学
兵庫県立大学