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高校生対象「ひらめき☆ときめきサイエンス」開催
 病気を見つける!病気を知る!病気と闘う!:基礎医学研究から診断・医療・治療へ 

2022年11月02日(水)森ノ宮医療大学
  

本学は、2022年10月23日(日)に「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」を開催しました。このプログラムは大学等の研究機関で研究者が行っている科学研究費助成事業(科研費)の研究について、その中に含まれる科学の面白さを、我が国の未来を担う小中学生、高校生に分かりやすい形で直に伝え、科学的好奇心を刺激し、”ひらめき”、”ときめく”心の豊かさと知的創造性を育むことを目的としています。
 
テーマ
今回のプログラムでは、高校生を対象に、医療技術学部 診療放射線学科 松崎伸介教授が「病気を見つける!病気を知る!病気と闘う!:基礎医学研究から診断・医療・治療へ」をテーマに講義や実験等を企画し、10名の高校生とその保護者が参加しました。また、実施協力者として、臨床検査学科 川畑浩久教授、看護学科 蓮池光人准教授、診療放射線学科 垣本晃宏講師、本学学生4名(看護学科1名、診療放射線学科2名、鍼灸学科1名)、本学卒業生1名(臨床検査学科)が参画しました。
 
プログラムの内容
講義では、認知症や生活習慣病、新型コロナウイルス(Covid-19)感染症の関係を紹介するとともに、それらの研究で使用される基礎医学研究ツールや成果がどのように臨床現場へと応用されているかを紹介しました。さらに、Covid-19診断の一つとして使用されるCT検査の原理、Covid-19でみられる肺炎像の解説を行ったのちに、単純X線、CT、MRI検査の特性の違いに基づく撮影像の違いから、箱の中身を当てるクイズを実施する等、その他盛りだくさんのプログラムに参加者が一緒に楽しみながら学びました。 
 
また、実験では「Covid-19感染症の診断を経験してみよう!」ということで、以下の2つの実験を行いました。
①Covid-19診断用PCR試薬を用いたPCR検査
:ネガティブ、ポジティブコントロール等を用いた判定
②抗原検査で使用されるイムノクロマト法を用いたアレルゲン判定
:小麦・牛乳・卵に対応している判定キットを判別
参加者にとっては初めての経験でしたが、きっちりと正解となる反応に導くことができました。
 
未来博士号授与式
プログラムの最後には修了式が行われ、前川佳敬副学長より参加者一人ひとりに「未来博士号」が授与されました。
 
参加者の反応
アンケートでは、「たくさんの素晴らしいお話を聞くことができて良かったです。MRIなどの検査機器を生で見ることができてとても嬉しかったし、とても勉強になりました。実習も楽しくて普段使えない器具も使うことができて、とても貴重な1日になりました。またこんなプログラムがあればぜひ参加したいです。(参加者/高校1年生)」、「こういう体験はなかなかできないので、医療の道を希望している学生にとってとても良い学びの場だと思います。もっとこういう機会が増えることを望みます。(保護者)」等の感想がありました。
 
今回のプログラムを通して、参加された方々が一人でも多く科学に関心を寄せることを願うとともに、今後も本学では様々なプログラムにより社会へ貢献してまいります。
 
次回予告
本学では下記のとおり、小学5・6年生を対象とした「ひらめき☆ときめきサイエンス」を開催します。
プログラム名:「人工腎臓で学ぶ腎臓の不思議な働き」
対象:小学5・6年生
講師:辻義弘准教授(森ノ宮医療大学 医療技術学部 臨床工学科)
日時:2022年12月3日(土)
※本プログラムの受付は終了しています。何卒ご了承ください。
※新型コロナウイルス感染症の影響により、開催日が変更となる可能性があります。
 
参考
ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI