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論文が掲載されました
(MINCL 河西謙吾研究員・保健医療学研究科 工藤慎太郎教授)

2022年06月30日(木)森ノ宮医療大学
  

この度、本学大学院保健医療学研究科医療科学専攻(博士後期課程)の修了生であるMINCL(インクルーシブ医科学研究所)の河西謙吾研究員が筆頭著者で、大学院保健医療学研究科 工藤慎太郎教授が責任著者である論文がsensorsに掲載されました。
 
Title:Relationship between Tissue Gliding of the Lateral Thigh and Gait Parameters after Trochanteric Fractures.
Journal:sensors. 2022May; 22(10): 3842. doi: 10.3390/s22103842.
Authors:Kawanishi K, Fukuda D, Niwa H, Okuno T, Miyashita T, Kitagawa T, Kudo S.
 
この研究は、大腿骨転子部骨折後の症例で問題になる大腿外側部の滑走性と歩行の関係を論じた研究です。この骨折は高齢者に多く、寝たきりなどの問題があることから早期離床が促されますが、痛みを伴うことにより歩行練習が進まないという症例が多くあります。そこで疼痛と大腿外側部の滑走性が関連することを報告してきましたが、疼痛を有する例では歩行速度の低下はもちろんのこと、歩行中の力強さが欠けたような歩行になります。この力強さを加速度センサーから定量化できないかと考え、研究を開始しました。