森ノ宮医療大学 第5回 学長賞(優秀論文賞)を授与
2022年03月28日(月)森ノ宮医療大学
本学では研究活動の促進、研究発表・論文投稿の奨励、ならびに優れた論文を広く社会に公表し、本学の学術研究の振興を図ることを目的として、「森ノ宮医療大学 学長賞(優秀論文賞)」を設けています。
このたび、厳正な審査の結果、看護学科 関口敏彰准教授が第5回 学長賞の受賞者として選ばれ、青木元邦学長より表彰楯が授与されました。
この研究は、超高齢者を含む高齢者のたんぱく質摂取量が腎機能低下に及ぼす影響を評価した疫学研究です。
従来であればたんぱく質摂取制限が必要な腎機能低下がみられる対象者において、たんぱく質や動物性たんぱく質を多く摂取している方が腎機能の低下が緩やかであったという結果が得られました。
高齢の慢性腎臓病(CKD)患者のQOL改善だけでなく、今後のCKD診療ガイドラインや日本人の食事摂取基準の策定のエビデンスとして貢献できる点で大変意義のある研究です。
関口 敏彰 准教授(看護学科)
Sekiguchi T, Kabayama M, Ryuno H, Tanaka K, Kiyoshige E, Akagi Y, Godai K, Sugimoto K, Akasaka H, Takami Y, Takeya Y, Yamamoto K, Yasumoto S, Masui Y, Ikebe K, Gondo Y, Arai Y, Ishizaki T, Rakugi H, Kamide K. Association between Protein Intake and Changes in Renal Function among Japanese Community-Dwelling Older People: The SONIC Study. Geriatrics & Gerontology International. 2022. doi: 10.1111/ggi.14355.