スポーツ鍼灸 ならではPOINT!
鍼を通じて電気を流す“パルス(電気鍼)”
パルス(電気鍼)を使用すると、筋肉に直接アプローチすることができ、筋肉の疲労や凝りに効果的です。身体機能の向上、血流の促進が期待できます。
治療法の一つである“テーピング”
一般的にケガの予防、応急処置の目的で使用されますが、筋肉や骨を正しい位置に固定する役割もあります。最近では、パフォーマンスを上げるために用いられることもあります。目的や施術箇所によって、数種類あるテーピングの使い分けが必要です。
プロサッカー選手の身体を預かる責任の大きさを成長の糧に
現在はヴァンフォーレ甲府のトップチームトレーナーとして、選手の身体をほぐしたり、ケガの再発防止のために鍼灸やマッサージを行っています。“選手の身体を預かること”はただ身体を診るだけではありません。例えば薬やサプリメントの成分にはドーピングにつながるものもあり、選手生命を左右しかねないことです。薬の知識をもったうえで適切な指導を行うこと、選手が気持ちよくトレーニングできる環境を整えること、その全てができてこそ、プロのトレーナーだと思います。また、私は主に選手のメンテナンスやケア、治療の分野を担当していますが、自らの強みや役割を理解し、メディカルチームとして選手を支える高い意識も大切。今後もJリーグチームのトップチームトレーナーとして最前線を走り続けたいです。
J2ヴァンフォーレ甲府(株式会社ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブ)
芝田 涼介さん 2013年度 森ノ宮医療大学卒業
※ここで記載している内容は一般的な“スポーツ鍼灸”を取り上げています。
選手のパートナーとしてケガの予防から治療までトータルサポート
スポーツ鍼灸は、主にアマチュアやプロのスポーツ選手を対象としてスポーツ障害の治療やケガの予防、コンディションを整えるために行われます。肩や腰、膝などスポーツによって施術箇所はさまざま。突発的なケガへの対応も必要です。そのため、技術力に加えてスポーツ医学についての幅広い知識が求められます。競技パフォーマンス向上のために、施術のタイミングや刺激の強さなど、選手一人ひとりにあわせた調整が重要です。
選手の身体づくりからケガの対応まで
鍼治療を中心に、テーピングやマッサージなどを加えて行うことで、競技パフォーマンスの向上やコンディショニングに貢献します。また、医学的知識を活かしてスポーツトレーナーとして運動法の指導や、メンタルケアまで行うことも。最近ではフィットネスを目的とした女性も増えており、一人ひとりの身体や目的にあわせた鍼灸治療とパーソナルトレーニングを提案する機会も増えています。