MORINOMIYA Special content
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医療従事者に求められる臨床病態学を学ぶ。
前川 佳敬教授(医師)
臨床病態学では、生体における病気の原因や症状についての知識を学びます。本講義を学ぶことで、病気がなぜ起きるのか、どのような症状が表れるのかを具体的に理解できるようになります。例えば心臓のどこに異常があればなんの病気か?血管の病気であれば原因は?などです。ベースとなる知識がまんべんなくあるからこそ、専門性を高めることもできます。また、周囲の人から病気の相談を受ける機会も増えると思いますので、生涯役に立つ学問といえます。
医療従事者はさまざまな病気をもった患者さんに接するため、その患者さんがかかっている病気の知識をもっておくことがとても大切です。例えば理学療法士が、内科的な疾患をもつ患者さんを担当した時、その病気の知識があればより適切なリハビリの方針を立てることができるでしょう。臨床病態学は覚えることや考えることが多いかもしれませんが、医療従事者は患者さんの命に関わる責任があります。将来の患者さんのために、しっかり学んでほしいと思います。
最初は難しく感じましたが、先生の授業がわかりやすくて、疾患や予後予測についての理解が深まりました。実習での理学療法の評価の際も、疾患の知識があることで、起きている現象とつなげることができたため、卒業後の臨床現場でも学びが活きると思います。
理学療法学科 4年生 村上 穂波さん(大阪/今宮高校出身)