MORINOMIYA Special content

Class

医療現場で生きる学び

医療従事者に求められる基礎医学を学ぶ。

人体の部位と働きを学ぶことは
どの医療分野にも欠かせない

五十嵐 淳介教授(医師)

五十嵐 淳介教授(医師)

何のために学ぶ?

解剖学と生理学は、基礎医学における車の両輪といえます。解剖学で人体各部位の形状・名称を学びながら、生理学で人体各臓器の機能を勉強します。本学の多くの学生は将来臨床現場に出て、病気で苦しむ方の治療に従事することになります。病気とは、正常な人体の機能が損なわれている状態です。従って、生理学で勉強した「正常な人体の機能」が患者さんの状態を把握する基準になりますし、治療の方向を示してくれることになります。

どうして大切?

2年次以降で勉強する医学系の科目はどれも、解剖学と生理学を基礎として初めて成立するものばかりです。1年次の間に基礎を学ぶことで、専門知識を身につけることができるのです。ただ、基礎医学の勉強は覚えることも多く、大変に思うことがあるかもしれません。その時は将来の臨床現場で患者さんの役に立てることをイメージして、学習に取り組んでほしいと思います。

森谷教授による「解剖学」は入学式で特別授業としても行った
森谷教授による「解剖学」は入学式で特別授業としても行った
五十嵐教授による「生理学」の講義
五十嵐教授による「生理学」の講義

基礎医学

解剖学
人体の臓器や器官など、各部位の形状や名称を学びます。どこにどのような臓器があり、どの筋肉がどの骨に付いているかなどの基礎知識を身につけ、正常な人体構造を理解することをめざします。
生理学
人体の基本的な機能と仕組みを学びます。心臓がどのように動いて生命を維持しているのか、肝臓はどのような働きをしているのかなど、細胞、組織、器官といったそれぞれのメカニズムと相互の関連を明らかにします。
その他基礎医学系開講授業
生化学
人体の構成物質や体内で行っている化学反応を学びます。
病理学
病気の原因と病気になる仕組みを学びます。
薬理学
化学物質 (治療薬) が人体に与える影響を学びます。
栄養学
食品の持つ栄養素や人体での働きについて学びます。

学生が語る、基礎医学の学び

私は暗記が苦手なのですが、先生がわかりやすく図やグラフを使って解説してくれたおかげで、知識が定着しました。2年生になり専門知識の学びが多くなりましたが、最初にしっかりと基礎医学を学んでよかったと感じています。

臨床工学科 2年生 織田 日和さん(兵庫/神戸学院大学附属高校出身)

学生が語る、研究への思い
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