TOP 森ノ宮だから学べること 専門領域連携教育

チーム医療教育NEXT

多分野の学科がそろう森ノ宮医療大学の環境を生かし、臨床の現場で実践されている医療を理解し、 そのスキル修得につながる専門分野間の連携教育を推進。
分野を超えた「コラボレーション授業」、
リハビリテーションや医療技術分野の同系学科が連携した 「合同プログラム」を展開しています。

- コラボレーション授業 -

8つの医療系学科の
コラボレーションが生み出す
さまざまな連携授業。

【身体障害作業療法治療学演習】

視野を広くし、臨機応変に動ける医療職へ

この授業では、作業療法学科の学生が、臨床工学科の教員から医療機器の使用方法などを直接学ぶこともあります。本学の臨床工学実習室で「心電計・人工呼吸器人工透析装置」の3グループに分かれ、それぞれをローテーションしながら学びます。例えば、実際に作業療法士は心電計を付けた患者さんへのリハビリテーションを行うこともあります。心電図の見方を知っておくことで、患者さんの病状変化にいち早く気づき、リハビリのアプローチ方法を変えるなど、迅速に対応できるようになります。医療機器のスペシャリストである臨床工学技士から学べるという本学の強みを生かした連携授業です。

【地域・在宅看護論実習I】

本学附属施設を生かした連携授業

看護学科の学生は授業の一環として、大学附属クリニックでの見学実習だけではなく、大学附属の鍼灸治療院「附属鍼灸臨床センター」でも見学実習を行っています。地域医療を担っている鍼灸治療院を見学することで、地域で実践されている看護や地域活動の学びを深める狙いがあります。東洋医学系の鍼灸学科をもつ本学ならではの取り組みとなっており、鍼灸学科の教員より地域医療に貢献する治療院や鍼灸院の役割などについて学ぶほか、実際に鍼やお灸の実技体験も行いました。

【機能評価学演習】

「呼吸ケアチーム」の一員として共に学ぶ

急性呼吸不全の患者さんに対して、理学療法士と臨床工学技士としてのアプローチから連携できることを学びます。この授業では、臨床工学技士が扱うEIT装置による胸部断層画像を見ながら理学療法士が行う呼吸介助について、臨床工学科の学生が理学療法学科の教員や学生から教えてもらい体験しました。より的確な呼吸介助を行うことで、人工呼吸器の早期離脱という目標を達成できます。医療現場では、「呼吸ケアチーム」として一緒に活動することもあるので、とても重要な連携です。

※EIT装置(電気インピーダンストモグラフィ):肺内の換気の分布を可視化させる医療機器

現場での役割分担について、 意外な学びがありました!

臨床工学科4年

岩部 穂佳さん[兵庫県 甲子園学院高等学校出身]

理学療法士の立場や視点を経験でき、他職種理解につながる授業でした。臨床工学技士と理学療法士の役割が完全に分かれているのではなく、現場では臨床工学技士が呼吸介助を行うこともあることを知り、より多職種連携の大切さを学びました。

【生理機能検査学実習Ⅱ】

両学科があるから可能な、独自の連携授業

多くの診療放射線技師が業務に携わっているMRI検査。実は法的に臨床検査技師も業務を行うことができます。そのためこの授業では、臨床検査学科の学生が診療放射線実習室でMRI装置の仕組みや、過去に発生した医療事故が再発しないための注意点などを学びます。また、診療放射線学科の教員の指導のもと実際にMRI装置を操作したり、患者さん役になって検査を受ける立場を疑似体験したりします。両学科があるメリットを生かし、より幅広い検査を学べるよう、取り組んでいます。

※EIT装置(電気インピーダンストモグラフィ):肺内の換気の分布を可視化させる医療機器

他分野の機器に触れて学べた!

臨床検査学科3年

中西 楓 さん[大阪府・泉北高等学校出身]

洲﨑 彩那 さん[兵庫県・西宮東高等学校出身]

診療放射線実習室にある実際のMRI装置に触れることができ、とても学びが深まりました。検査を受ける患者さんの立場も経験し、臨床検査技師は検査結果の正確さを重要視しがちですが、患者さんへの声かけがどれだけ必要か改めて感じました。

- 総合リハビリテーション学部
3学科連携カリキュラム -

3学科連携の学びでさらなる高みへ。

総合リハビリテーション学部では、理学療法学科、作業療法学科、言語聴覚学科の3学科が連携した学びを展開することで、リハビリテーション3職種を相互に理解し、チームとして患者さんと向き合う力を養います。

リハビリテーションに特化したIPW(多職種連携)を学ぶ

1. 総合リハビリテーションIPW演習

3学科の学生が一緒にチームを結成し、実際の症例を元にケースカンファレンス(症例検討会)を実施します。リハビリテーションに特化したチーム医療を学ぶ科目です。

リハビリテーションの専門領域をさらに突き詰める選択科目

2. アドバンスド・リハビリテーションプログラムMorinomiya Advanced Rehabilitation Program

「高齢期」「小児」「精神・心理」の3分野から一つ選択し、3学科の学生がともに学ぶ本学独自の科目です。

- 医療技術学部
3学科連携カリキュラム -

関西圏で唯一、
臨床検査学科・臨床工学科・診療放射線学科の
3学科を有する大学だからできる、学科連携型「アドバンスプログラム」

1年次のカリキュラムに、医療技術学部の学生が自由に選択し、3学科合同で学ぶアドバンス科目を3科目配置。早い時期から多学科と一緒に学ぶことにより、「チーム医療」に必要な「多職種理解」を促し、同時に専門スキルも修得します。

医療技術入門

高度化する医療を支える専門スキル、つまり生体機器を扱う基本的な技術を実技を通して修得します。消化器系、脳・神経系、循環器系疾患で使用される各種医療機器の取り扱いについて学びます。

救命救急テクニカル演習

世界基準の心肺蘇生(CPR)について学び、そのスキルを修得します。アメリカ心臓協会(American Heart Association, AHA)による一次救命処置(BLS)プロバイダーコースを受講し、合格者には2年間有効の「AHA 公式 BLS Provider修了認定証」が送られます。

循環器診断技術演習

心電図検査、超音波検査、X線CT検査、IVR、MRI検査などによる循環器診断技術について、講義と実技を通して学びます。

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