NEWSお知らせ
[2024.12.18]
本学の鍼灸学科スポーツ特修コースでは、はり師・きゅう師の国家資格に加え、中学校・高等学校教諭一種免許状「保健体育」を取得することができます。
今回、大阪市の教員採用試験(中学校特別支援学級)において見事現役合格を勝ち取った鍼灸学科4年 畝田太郎さんに広報課職員がインタビューを行いました!
鍼灸学科4年 畝田太郎さん
▶森ノ宮医療大学で教員をめざした理由を教えてください
高校時代に所属していたサッカー部の監督を尊敬しており、教員を将来の選択肢の1つとして考えるようになりました。森ノ宮医療大学鍼灸学科に入学したのは、はり師・きゅう師の国家資格と教員免許の両方が取得できる点に魅力を感じたからです。大学入学後は鍼灸師と保健体育教員で進路を迷っていましたが、日本の未来を支える子どもたちの成長に携わりたいという思いが強くなり、2年生の終わりごろに本格的に教員をめざすゼミへの所属を決めました。
▶森ノ宮の教員採用試験対策の良かったところ
医療大学のため教員をめざしている学生が少数なので、少数精鋭で手厚いサポートが受けられました。例えば、教員採用試験対策の授業では1人ずつ模擬授業を行い教員の先生や同級生からフィードバックを受けました。これは、何十人も教員志望者がいる大学ではなかなかできない取組みだと思います。また、指導案の書き方も丁寧に教えていただけたので、教育実習でも困ることがありませんでした。
教員採用試験に向けては、筆記試験に向けた過去問演習や、面接試験に向けて教職の先生との面接練習に集中することができます。教員をめざす母数が少ないため先生に時間を取っていただきやすく、試験直前には週1,2回面接練習を行っていました。
また、ゼミ活動では大学体育館においてそれぞれ様々な特性のある子どもたちとのスポーツ交流会を企画・開催し、子どもたちとのコミュニケーションの中で、特別支援教育・インクルーシブ教育を更に学び、支援を要する子どもの成長に携わりたいという思いが生まれました。この交流会では、他の学生の子どもたちへのかかわり方を見て学ぶことも多く、教員採用試験に向けて、とても良い経験になりました。
▶医療系国家資格取得と並行して教員をめざすのは大変でしたか?
国家資格取得をめざした鍼灸師になるための勉強をメインで行っており、強化指定クラブであるサッカー部にも所属していたので、大学生活はかなり忙しい方だったと思います。教職と鍼灸の勉強を並行してやってみて、私にとっては鍼灸師になるための勉強の方が大変だという印象でした。
多忙な大学生活でしたが、医療大学で体について学ぶことは生徒の安全への配慮等の面で授業・クラブ活動での指導などに活かすことができるため、ダブルライセンスをめざしてこの大学に入学して良かったと思っています。
▶森ノ宮での教員免許取得をめざす後輩へのメッセージ
私と同じく鍼灸師と教員を並行してめざす後輩の皆さんは、1年生で習う解剖学・生理学でしっかり基礎を固めておくと、4年生での国家試験対策を楽にすることができます。入学直後からコツコツ勉強しておくことが大事です。
国家資格と教員免許の同時取得をめざすための勉強は大変ですが、私はこの2つを目標に据えたことでとても充実した大学生活を送ることができました。せっかくの大学4年間なので、皆さんにも大きな目標を立てて努力することで成長していってほしいと思います。