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[2024.02.22]
第56回細胞検査士資格認定試験で、本学臨床検査学科細胞検査士課程所属の学生6名全員が合格しました。
細胞検査士は細胞病理検査(細胞診/がん細胞の検査)を行う専門家で、資格取得者は日本人の国民病と言われるがんの早期発見と正確な診断に寄与しています。
今回本学として、細胞検査士課程が設置されてから初の受験にもかかわらず、全員合格という快挙を達成した学生を代表して、臨床検査学科4年の高野 美裕さんと西川 裕人さんに広報課員がインタビューを行いました!
・細胞検査士を取得しようと思ったきっかけ・理由について
西川さん:大学選びの段階で、細胞検査士課程の有無は一つの指標として意識していました。2年生で細胞検査士課程の入門となる選択科目があったので、「一度やってみて自分に合っていそうだったら続けよう」という気軽な気持ちで受講したところ、細胞診の内容がとても楽しく自分に合っていると実感できたため、細胞検査士課程に進むことを決意しました。
この2年生の選択科目で座学・実習を通して適性があるか見極められるため、細胞検査士課程に進むか迷っている臨床検査学科の学生はとりあえず受けてみるのがおすすめです。
高野さん:私も大学選びの段階で、細胞検査士課程があるかどうかチェックしていました。専門性が高い仕事が可能になることや就職活動で武器になることに魅力を感じ、入学した段階ですでに資格取得を視野に入れていました。
・資格勉強の取組や印象に残っている思い出について
西川さん:2,3年生は座学中心、4年生は顕微鏡を使っての実習中心の授業が多く、学年が上がるにつれて授業の回数・時間が増えていくのが細胞検査士課程の特徴です。試験は筆記だけではなく、実技や写真問題もあるので、4年生になると朝9時から夕方18時まで実習・講義が組まれ、対策を行っていました。1日中勉強に追われる生活を送っていたので、細胞検査士と臨床検査技師の国家試験が終わった今は自由時間を満喫しています。
高野さん:細胞検査士の試験対策では、長時間顕微鏡を見続ける必要があるため、西川さんのように同じことを長時間続けるのが得意な人が向いていると思います。私は飽き性なので、時折席を立ったりしていましたが、周囲のサポートもあり何とかやりきることができました。
拘束時間もとても長いですが、その分同じ試験をめざす友人とはとても仲良くなり、試験前には全員で天満宮に行って合格祈願をしました!
・今後の抱負について
高野さん:4月から臨床検査技師として就職するので、まずは社会人としての生活リズムを体に覚えさせたいです。また視野を広く持ち、色んな事にチャレンジしながら自分らしくキャリアを築いていきたいです。
西川さん:臨床検査技師と細胞検査士、2つの資格を持っている状態で就職できるのは大きなアドバンテージだと思うので、臨床を通じて今持っている知識をさらに深め、周囲から頼られる臨床検査技師になりたいです。