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[2024.01.18]

 


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臨床工学科4年 吉川美聡さん(オリンパス株式会社※に内定)

※東京都新宿区に所在する、消化器内視鏡や光学機器などの製品を提供する総合メーカー。消化器内視鏡では70%のシェアを持ち、国内外に拠点を持つ企業。
 
・企業就職しようと思ったきっかけについて
 2年生で自主的に病院見学に行った際、手術室で企業の方が臨床工学技士に対してペースメーカーの留置術の方法や機械の使い方を教える場面に立ち会い、こんな仕事もあるのか!と興味を持ったのがきっかけです。
 
・就職活動の流れ、大変だったこと
 3年生の夏に、少しずつ企業の種類や内容を調べはじめ、オンラインや対面の1dayインターンにも2~3社参加しました。面接対策やエントリーシートの作成など、本格的に就職活動を始めたのは3年生の冬です。就職試験ではSPIという適性試験を受けなければならないことがほとんどなので、そこでの数学や英語の対策に苦戦しました。また、それぞれの企業の強みを調べるのもかなり時間がかかった印象があります。
 
・就職活動でアピールした内容
 ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)では、【IPW論】※で優秀賞を獲得したことをアピールしました。症例に関する情報収集や、他学科学生への臨床工学技士についての説明を頑張ったので、そのエピソードを散りばめながら話しました。
※医療系総合大学ならではの環境を生かしたチーム医療教育プログラム。学科混成のグループを編成し、症例(病気やケガの例)をテーマに「ケースカンファレンス(症例検討会)」を行います。他者の意見を聴き、自らの考えを明確に伝える力を養うとともに、チーム内での自身の役割を理解しながら、患者さんへの最善のアプローチ方法について考えていきます。ケースカンファレンスの後には内容をまとめたプレゼンテーションも実施し、優秀チームには表彰が行われます。
 
・就職活動で大学から受けたサポートについて
 大学のキャリアセンターを活用し、面接対策やエントリーシートの書き方を指導していただきました!そして面接対策では、学科の先生にもお世話になりました。面接練習時の質問が実際の面接試験で出ることもあったので、感謝の気持ちでいっぱいです。
 また就職活動が終わった後は、同じく企業に就職するため就職活動を頑張っている友人を支えました。弱気になっているときに励ましたり、面接対策を一緒にしたりしていたので、就職が決まった時は自分のことのように嬉しかったです。
 
・就職先を選んだ理由
 何社か内定をいただきましたが、その中で一番業務内容が自分に合っていると感じた企業を選びました。また海外も含めてさまざまな場所で活躍できる点にも好感を持ちましたし、会社の理念が自分に合っていると感じたのも理由の一つです。
 
・臨床工学科の後輩に向けたメッセージ・アドバイス
 企業に少しでも興味があるなら、早めに就職活動をはじめた方がいいです!4年生で実習を経験して、「やっぱり企業の内定も持っておけばよかったな...」と気づいた時にはもう遅いです。
病院内で働いているのは医療従事者だけだと思われがちですが、実は一般企業の社員の方々も多くいらっしゃるので、ぜひ広い視野を持って就職活動をしてみてください。