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[2023.09.19]

今年度、新規開講された「地域・在宅看護論実習Ⅰ」をご紹介します。

 
「地域・在宅看護論実習Ⅰ」は様々な地域で実践されている看護や地域活動について知り、地域で暮らす様々な発達段階、健康レベルの人々の健康上のニーズについて考え、地域包括ケアシステムの中で提供される看護について考察することを目的としています。
看護学科2年生が子ども施設、高齢者施設、医療機関での見学、活動の参加をする中で、学びました。住民の健康を支える本学附属の鍼灸院やクリニックも、地域看護において重要な役割を担っているため、今回、協力を得て見学実習を行うこととなりました。
 
この実習では、学生が数人のグループに分かれ、順番に「本学附属鍼灸臨床センター(鍼灸治療院)の見学」「鍼灸実習室での演習」「本学附属クリニックの見学」を行いました。
 
「鍼灸臨床センターの見学」では、鍼灸学科教員が学生に対して地域における鍼灸師の役割などを説明し、学生1名に鍼灸の施術をしました。看護学科の学生たちは、教員に効能について質問したり、施術を受けている学生に感想を聞いていました。見学終了後には、学生は鍼灸学科の実習室に移動し、実際に鍼灸で使う鍼やもぐさを使い、クッション(鍼枕)に鍼を打ったり、もぐさを丸めて置くという実技も行いました。
 
「本学附属クリニックの見学」では、学生が診察室、リハビリ室、レントゲン室などの施設を巡りながら、クリニックで働く、医師、看護師、レントゲン技師、理学療法士から説明を受けました。地域住民の方々が体に不調を感じてから治療を行うまでのプロセスを知り、より地域医療を理解できたのではないかと思います。
 
本学では、今後も3学部7学科(来年度からは8学科)が揃う臨床に強い医療系総合大学の環境を活かし、他学科や学内の医療機関と連携した教育を実施していきます。