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[2023.08.25]

8月10日(木)、臨床工学科2年生が学内模擬病院研修を行いました。

臨床工学科2年生は、新型コロナウイルス拡大の影響で、1年次に行う予定だった病院見学実習を実施できていません。また2年生のカリキュラムは基礎工学の授業が多く、医療の学びから遠ざかってしまう時期ということもあり、改めて臨床工学技士の業務内容や大学で行う基礎学修の意義を理解する機会として、夏休み前のこの時期に学内研修を実施する運びとなりました。
 
研修では、参加した2年生20名が6グループに分かれ、ローテーションで透析、内視鏡、人工呼吸器、ECMO・IABP、カテーテル、人工心肺における業務体験を行いました。
当日は病院さながらの雰囲気を作り出すため、教員を実習指導者と見立て、終了時には「一緒に働きたい学生を班ごとに選ぶ」ことがあらかじめ伝えられていました。そのため、学生は普段の授業よりもさらに真剣な面持ちで臨み、質問も積極的に行っていた点が印象的でした。
また各ブースには、サポート役として臨床工学科3年の学生が1~2名ずつ付き、研修を行う後輩の補助を行いました。自分たちに1番近い先輩から医療機器の使い方を教えてもらったり、夏休みの過ごし方など学生生活についてアドバイスをもらうことで、2年生は今後に向けてモチベーションが高まっているようでした。
 
臨床工学科では、豊富な臨床経験を持つ教員のノウハウと全国有数の実習設備を活用し、今後もさまざまな取組を通して「臨床現場の第一線で活躍できる臨床工学技士」を育成していきます。