NEWSお知らせ
[2023.08.09]
森ノ宮医療大学は8月4日(金)、地域がん診療連携拠点病院、地域災害拠点病院、地域医療支援病院、近畿ブロックのエイズ治療拠点病院となるなど高い専門性を有し、広く関西圏の医療を担う独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センターと相互連携協定を締結しました。本学の国立病院機構との締結は今回が初となります。
大阪医療センターで同日開催された調印式では、同病院の松村泰志院長が「森ノ宮医療大学と大阪医療センターが、この度連携協定を締結できることを大変嬉しく思っております。当院が所在するこの地は、明治2年に緒方惟準が大阪医学校を設立した場所であり、大村益次郎が京都で刺客に襲われ、こちらの病院に運ばれてきたというエピソードがあります。こうした歴史もあり、私達は、より良い医療人の育成に力を入れております。研修医はもちろん、看護学校も併設しておりますので看護師の育成、またコメディカルの育成も非常に重要と考えております。コメディカルに関しては研修生として受け入れて、良い人材に育てられるよう努めています。森ノ宮医療大学は、コメディカルを多く輩出されている学校法人ですので、是非この協定を機に協力してより良い医療人を輩出することができれば私どもとしても大きな喜びでございます。この協定が実りあるものになるよう心より願っております。よろしくお願いいたします。」と挨拶すると、森ノ宮医療大学の青木元邦学長は、「森ノ宮医療大学は今年で16年目のまだまだ若い大学でございますので、国立病院機構である大阪医療センターとこのように協定が締結できるということを大変名誉なことでございます。本学は16年前にわずか2学科で開設した大学でしたが、現在では3学部8学科と大学院、助産学専攻科を有する大学まで成長いたしました。16年という期間ではよく発展したほうであるのではないかと自負しております。医療に特化した医療系総合大学として、優れたコメディカルを輩出していきたいと思っております。コメディカルの質というのは、病院の質を大きく左右する要因でありますので、優れたコメディカルを輩出することは医療業界への貢献となると思っております。大阪医療センターとは、既にいくつかの取組を行っておりますが、今後更に医学研究の発展に貢献できればと思っております。まだまだ微力な大学ではございますが、どうぞよろしくお願いいたします。」と述べました。
両者は今後、保健医療・医学分野における共同研究の実施、大阪医療センターでの本学学生の実習の実施や研究指導、保健医療・医学分野に関する講義・講演等を通じた人材の相互派遣、双方の施設の相互有効利用等で、連携・協力を進めていく予定です。