NEWSお知らせ
[2020.10.30]
10月21日(水)、26日(月)に森ノ宮医療大学教育後援会協賛のもと、臨床工学科3年生を対象としたキャリアアップセミナーを開催いたしました。
10月21日(水)のセミナーでは、平和物産株式会社の利福 茄耶様をお招きし、「企業でも人命救助の一助となる」と題し、医療機関ではなく一般企業からの観点で、医療への携わり方をご講演いただきました。
特に臨床工学技士の業務を行う上で欠かせない医療機器の歴史や、病院に機器を納入するまでに必要な申請など、普段ではなかなか知ることのない知識についてのお話は、臨床工学技士として、一般企業での活躍の場について知る良い機会になったと思います。
特に臨床工学技士の業務を行う上で欠かせない医療機器の歴史や、病院に機器を納入するまでに必要な申請など、普段ではなかなか知ることのない知識についてのお話は、臨床工学技士として、一般企業での活躍の場について知る良い機会になったと思います。
10月26日(月)は、社会医療法人愛仁会 高槻病院 心臓・大血管センター長の大北 裕先生をお招きし、「心臓血管外科手術」についてご講演いただきました。
実際の手術の様子をDVDで見ながら、手術に用いられる機器の説明や、技法などを丁寧にご説明いただきました。
学生は熱心にメモを取り、自身の知識とすり合わせながら聞き入っていました。
学生は熱心にメモを取り、自身の知識とすり合わせながら聞き入っていました。
質疑応答では、「臨床工学技士に求める最も重要なことは?」との質問に対し、「基本的なテクニックは元より、チーム医療として、双方にコミュニケーションを取りながら、患者様のために向上心を忘れない工学技士になってほしい」と答えられました。
今後、高度な医療が進むにつれ、臨床工学技士の需要は益々高まるであろうとの先生の展望を聞き、学生の進路に対する意識も高まったのではないでしょうか。
今後、高度な医療が進むにつれ、臨床工学技士の需要は益々高まるであろうとの先生の展望を聞き、学生の進路に対する意識も高まったのではないでしょうか。
今回は2日間にわたり、一般企業と医療機関との観点から臨床工学技士の仕事について学ぶ機会となりました。学生にとっては自身の将来について考える有意義な時間になったと思います。
臨床工学科は2018年4月に開設されたため、卒業生は未輩出ですが、今回のように講演会などの取り組みを継続して行うことで、医療界で活躍できる人材を輩出していく予定です。