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[2023.12.18]

 


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左:臨床工学科4年上田香純さん(兵庫県立相生高等学校出身・日本光電工業株式会社※1に内定)

右:同4年高田詩野さん(雲雀丘学園高等学校出身・シスメックス株式会社※2に内定))

※1東京都新宿区に本社を置く医用電子機器の総合メーカー。医用電子機器および関連したシステム・消耗品類の開発・製造・販売・保守サービス・コンサルテーションを主な事業としている。「医療に国境はない」という考えの下、医療ニーズや地域特性を見極め、それぞれの国や地域で必要とされている医療機器を世界120ヵ国以上へ輸出している。
※2 兵庫県神戸市に本社を置く医療機器メーカー。血液や尿などを採取して調べる検体検査分野を事業の核としながら、世界の医療課題解決に貢献することを目指し、世界190以上の国や地域の人々の健康を支えている。
 
・企業就職しようと感じたきっかけについて
(上田さん)3年生の5月頃、授業のゲストスピーカーとして企業の方が来学され、心臓の刺激電動系の説明をしてくださいました。その際に企業の魅力を熱く語ってくれたのがとても印象的で、企業就職に興味を持ちはじめました!
 
(高田さん)私もきっかけは上田さんと同じですが、就職活動をはじめた最終的な決め手は、ゼミ教員である藤江先生(臨床工学科・藤江建朗准教授)の「少しでも興味があるならやってみたら?」という一言でした。それまでずっと、病院と企業のどちらに就職するか迷っていた私を後押ししてくれました!
 
・就職活動の流れ、大変だったこと
(上田さん)3年生の夏休みから、企業のインターンに積極的に参加しました!その後やる気を失ってしまった時期もありましたが、3月からまたインターン参加を再開し、本格的に就職活動をはじめました。企業就職の方が病院就職よりも早いスケジュールで動く必要があるので、周りがゆっくりしている中、自分は就活をしないといけないのが気持ち的に大変でした。

(高田さん)私は3年冬のインターンから動きはじめ、1,2月にはエントリーシートの作成、3月以降は面接をたくさん受けました!15社くらい受けたので、説明会への参加、エントリーシートの作成、面接にSPI対策とタスクに追われ、スケジュール管理が大変でした。
 
・就職活動でアピールした内容
(上田さん)ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)では、大学で実施している「もりもりまちの保健室(現もりもり健康長寿サロン)」というボランティア活動に参加したことをアピールしました。自己PRでは、負けず嫌いな一面について話し、高校生の時に所属していたテニス部で近畿大会に出場したことを伝えました。

(高田さん)私は塾でアルバイトをしていて、小学生20名に向けて集団授業も行っているので、そのことをガクチカでアピールしました!自己PRでは、社交性と主体性があることを、学内実習のグループ内で果たしていた役割を例に挙げて伝えました。
 
・就職活動において、大学から受けたサポートについて
(高田さん)私は長期間、病院と企業のどちらに就職するか迷っていたので、その時に藤江先生にはかなり相談に乗っていただきました。就職活動中も、エントリーシートを書いた時には必ず学科の先生に確認してもらっていましたし、すごくお世話になりました。面接は、何社も受ける中で実践を通して練習していくスタイルでしたが、キャリアセンターには受かっても落ちても必ず報告に行っていましたし、足を運びやすい雰囲気だったと思います。

(上田さん)私は面接練習と履歴書の添削でキャリアセンターにお世話になり、特に3~4月は通い詰めていました。自信が持てる履歴書の書き方を教えてもらったおかげで、落ち着いて就職活動を進められたと感じています。あと私も、エントリーシートを書いた時には必ず学科の先生に確認してもらっていました!
 
・就職先を選んだ理由
(上田さん)私は3社から内定をいただきましたが、その中に企業就職を考えるきっかけになった授業に来ていた会社もあり、最初から思い入れがあったのでそこに決めました。またシェアトップの製品を擁していたり、業界でもトップクラスの企業で様々な学びを得られる点にも魅力を感じました。

(高田さん)私も3社から内定をいただきました。就職先に選んだ企業は、面接で良かった点をフィードバックしてくださったり、内定が出た後も「焦らず、たくさん悩んでから納得いく就職先を選んでください」と言ってくださるなど、就活生を大切にする姿勢に好感を持てました。また、会社が力を入れている分野や働く環境、条件面も含めて、総合的に判断しました。
 
・臨床工学科の後輩に向けたメッセージ、アドバイス
(上田さん)企業就職は、とにかく早く動きはじめることが大切!早い時期からインターンに行くと早期選考も受けられますし、実習期間前に余裕を持って就職活動を終えることができます。また就職活動中は、キャリアセンターや学科の先生など色々な方にぜひ頼ってみてください。

(高田さん)病院か企業かで就職先を迷っている方も多いと思いますが、ちょっとでも興味があるなら企業への就職活動にチャレンジしてみてください。病院も企業もそれぞれ良さがあるので、後悔しないよう就職活動を頑張ってください!