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[2023.03.31]

3月23日(木)、臨床工学科2年生が学内模擬病院研修を行いました。

 
臨床工学科2年生は、新型コロナ感染症拡大の影響で早期施設見学を経験できませんでした。そのことを鑑み、「学生が数年後に働く“臨床工学技士の現場”を具体的にイメージする機会を設ける」ことを目的として、今回教員を病院職員に見立てた学内模擬病院研修を正課外で実施しました。
 
研修には臨床工学科2年生33名が参加し、臨床工学科3年生6名がアシスタントとして研修運営をサポートしました。当日は病院で勤務する際の身だしなみやマナーについても指導され、学生は病院実習と同じ緊張感をもって研修に臨みました。
体験では学生が8班に分かれ、透析装置、内視鏡、人工呼吸器、ECMO・IABP、カテーテル、人工心肺を用いた業務をローテーションで実施しました。学生は学内のシミュレーターを使い、実際の患者さんを想定したリアルな状況下で機械を操作しました。また体験後には、各業務のやりがいや習得するメリット、機器を使用する上で難しいポイントを書き出し、班ごとにまとめました。まとめられたシートには「内視鏡業務では空間把握が困難」「手術室では医師との連携が重要」など様々な気づきが書かれており、学生にとって、体験を通して座学での学びを肌で実感できる非常に実りのある研修となりました。
 
臨床工学科では、豊富な臨床経験を持つ教員のノウハウと全国有数の実習設備を活用し、今後も「臨床現場の第一線で活躍できる臨床工学技士」を育成していきます。