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[2022.05.30]

森ノ宮医療大学は5月30日(月)、アルコール依存症専門病棟を有し、女性患者の受入も行うなど、精神疾患を始めとした全人的な医療サービスを提供してきた全国でも有数の精神科病院である阪和いずみ病院と相互連携協定を締結しました。

阪和いずみ病院で同日開催された調印式では、同病院の湯久浩病院長が「現在は入院患者数も増加しており、様々な職種が協力して患者さまのケアにあたっていく必要がでてきています。昨年度より貴学の作業療法士も就職していただき、実習にも来ていただいている状況です。阪和いずみ病院では高齢者、精神疾患の患者さまを多職種のチーム医療で対応していく必要があり、まだまだ様々な職種のマンパワーも十分ではないです。そのようなタイミングで、貴学のようなチーム医療に取り組んでいる医療系の総合大学と今後様々な分野、人的交流を図ることができれば我々としても大変嬉しく思います。よりよい医療の提供に向けて連携ができることは本当にありがたいです。今後ともよろしくお願いいたします。」と挨拶すると、森ノ宮医療大学の青木元邦学長は、「貴病院には昨年度から実習を受け入れていただき、現在3名の卒業生がお世話になっています。本学はこれまで1学部7学科体制でしたが、今年度から3学部7学科体制に再編し、理学療法学科と作業療法学科を新たに総合リハビリテーション学部として1つの学部にしました。そして令和6年度には言語聴覚学科も加わる予定で、リハビリテーション分野のクオリティアップを目指しています。ただやはりそうした教育の質を高めるためには、各地域の基幹病院の皆様のご協力は必要でして、お力添えいただけること大変嬉しく思います。学生の教育や人的交流、共同研究等もできればと思いますし、本学卒業生が就職することで貴病院への貢献ができればと考えています。また、総合リハビリテーション学部だけでなく、看護学部と医療技術学部でも機会があれば連携をとっていかせてもらえれば幸甚です。これからも末永くご指導ご鞭撻どうぞよろしくお願いいたします。」と述べました。
 
両者は今後、保健医療・医学分野における共同研究の実施、阪和いずみ病院での本学学生の実習の実施や研究指導、保健医療・医学分野に関する講義・講演等を通じた人材の相互派遣、双方の施設の相互有効利用等で、連携・協力を進めていく予定です。