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[2019.08.01]

 7 月21日(日)に大阪国際会議場にて、第31回大阪府理学療法学術大会が開催され、本学大学院 修士課程1年生の坂本航大さんが「卒業研究優秀演題賞」を受賞しました!

坂本さんは今年の3月に本学の理学療法学科を卒業し、専門的な研究を深めるために修士課程に在籍しています。今回は学部生時の3年生から4年生にかけて取り組んだ卒業研究のポスター発表を行いました。テーマは「扁平足における足部内在筋の形態-超音波診断装置を用いて-」。

発表では、扁平足と健常足の足部内在筋(足の裏の筋肉)の厚みや面積を、超音波診断装置(エコー)を使用して計測することで、筋肉の形態の違いについて明確化できたことを伝えました。今回の研究によって萎縮している筋肉や肥大している筋肉があることが判明したため、従来であれば全面的に鍛えることが多かった扁平足に対して、萎縮している筋肉に限定してトレーニングをするなど、より効果的なトレーニングが実施できる可能性が示されました。当日は多くの理学療法士の方々に聞いていただき、研究者としての意識も高まったようです。

発表を終えた坂本さんからは「研究室内で発表をする機会が多かったため、緊張せず落ち着いて話すことができました。より伝わりやすいように意識した発表ができ、プレゼン力の成長にもつながったと思います。今回は先生にサポートしていただいての研究でしたが、今後は自分の力で研究できるようになりたいです。」と今後の抱負が語られました。当日は4月から理学療法士として働いている同級生も参加している中での発表となり、嬉しさもあったようです。また昨年は本学卒業生の林美緒さんが同賞を受賞していたため、坂本さんは先輩に続いての受賞となりました。指導をする工藤慎太郎准教授からは「今後も探求心を持って、研究に取り組んでほしい」とエールの言葉が聞かれました。