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[2016.05.26]

5月18日(水)、本学でドイツ医師・助産師視察団の灸セミナーが開催されました。
今回の視察ではドイツの産婦人科医、小児科医、助産師、理学療法士など20数名が本学を訪れました。

ドイツでは医師の指示の下、助産領域においては助産師が鍼灸施術をすることが可能となっており、今回の視察団の多くが助産師の方々でした。

今回のセミナーでは本学助産学専攻科の学生も参加し、近年国内外で多くの臨床研究論文が発表されている骨盤位(逆子)に対する灸施術の実際について学びました。

最初に本学の山下仁教授(鍼灸情報センター長・大学院研究科長)が日本の鍼灸の現状について講義を行い、続いて明治国際医療大学の矢野忠特任教授が骨盤位の灸に関する基礎・臨床の研究データを紹介しました。
その後の実技では2~3名のグループに分かれて灸施術の実技を行いました。

セミナー終了後はみんなでお弁当を食べながら交流を楽しみました。
その後、視察団は本学園専門学校にある「はりきゅうミュージアム」の見学に赴きました。

助産学専攻科の学生やドイツの助産師の方々にとっても、勉強になっただけでなく和やかで楽しい交流ができた貴重なひと時でした。