NEWSお知らせ
[2021.03.31]
このたび、理学療法学科 工藤慎太郎准教授の論文が掲載されました。
Title:Validity and reproducibility of foot motion analysis using a stretch strain sensor
Journal:Gait Posture 86, May 2021, Pages 180-185
Authors:Sakamoto K, Tsujioka C, Sasaki M, Miyashita T, Kitano M, Kudo S(Corresponding author)
【概要】
扁平足障害に対して理学療法士は土踏まず(アーチ)を支えるインソール療法などを行いますが、そもそもそれらは靴や靴下を履いた状態で使います。
そのため、靴や靴下の中でアーチの動きがどうなっているかを知りたいですが、これまでは分かりませんでした。
そのため、本当にアーチを支えているかわからないまま、治療が行われたり、新しいインソールが開発されたりするため、どのようなインソールを選べばいいかわかりませんでした。
そこで、私たちはFrom Japanの薄いゴムのようなセンサーを使って、歩行中や走行中のアーチの歪みを計測し、この値が足部アーチが低下する際の運動を反映することが分かりました。
この方法を使えば、靴の中でアーチを保持できているかもわかります。今後はインソールの効果検証などに応用したいと思います。
科研費若手研究の支援を受けた研究です。